「オリエント 淡路島激闘編(TVアニメ動画)」

総合得点
68.6
感想・評価
52
棚に入れた
148
ランキング
2062
★★★★☆ 3.6 (52)
物語
3.7
作画
3.3
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

東方世界の命運を指し示す羅針盤を――我が手に

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容が繋がっているので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

序盤は、第1期を視聴した惰性…的な側面があったのは否めませんが、物語が進むにつれ段々面白くなり、気付いたら完走していた作品でした。


淡路島激闘編、ここに開幕――!

鬼神の襲来により、人ではなく“鬼”が覇権を握る日ノ本。
“最強の武士団”結成を誓い、故郷を飛び出した武蔵と鐘巻小次郎は
旅の途中で出会った服部つぐみと3人で「鐘巻武士団」を結成。
鬼を倒す唯一の武器である「鬼鉄刀」を手に入れ、夢への一歩を踏み出した。

そして播磨で、武蔵たちは上杉竜臣率いる大武士団「上杉武士団」と出会う。
彼らの目的は、淡路島を飲み込んだ巨大鬼神“砲戦竜八岐大蛇”の討伐。
そこには武田尚虎率いる「武田武士団」や
武蔵と同年代の武士である島津秋弘や尼子勝巳たち、
どこか浮世離れした人見知りの姫・猿渡みちるの姿もあった。
さまざまな思惑が渦巻くなかで、武蔵たちも鬼神退治に参戦する。

対する八岐大蛇は、“一度も傷ついたことがない”鉄壁の鬼神。
武蔵たちの新たな闘いは、いまだかつてないほど
苛烈を極めようとしていた――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

えっと…りえりー、きよのんと日笠さんがキャストだったから面白さが助長されたと言っても過言ではありません。
今回は物語の展開上、りえりーの出番は第1期より少なめだったのですが、その分ひと際大きな存在だったのは、きよのん演じる「猿渡みちる」でした。
日笠さん演じる「宇佐美黒子」は、第2期からの登場だったんですけどね。

鬼の強さは半端無くて、例え武士が束になったとしてもそう簡単には推し通れません。
しかも、人間vs鬼という単純な構図の物語だったら分かりやすいのですが、この物語では色んな思惑が蠢いているんです。
鬼に加勢する人間や、鬼の力を取り込もうとする人間が出てくるのですから…

そんな強制的な流れに翻弄されたのがきよのん演じる「猿渡みちる」だったんです。
主人公である武蔵と偶然出会って…感情を含めてこれまで知らなかった色々を知って…そう、みちるはただ純粋な少女だったんです。
自分を見て欲しくて…自分を必要として貰える場所…みちははそれが欲しかっただけなのに…

だから、みちるには絶対に本懐を遂げて欲しいと思っていました。
じゃなきゃ、世の中が不公平なだけになってしまうから…
そんな儚げなみちるの立ち位置を、きよのんボイスがより一層際立たせていたと思います。
冴えカノのめぐみんの「拗ねてないバージョン」と言えばピンとくる方もいらっしゃるでしょうか^^;?
兎に角最高の演技を目一杯堪能させて貰いました。

一方、鬼との闘いは熾烈を極めていました。
ですが、こちらは少年漫画の原作らしく、個がいかに強くとも仲間との繋がり無くして前に進めない…的な感じの展開で進んでいきました。
これはこれで悪く無かったと思いますよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、花村想太 & Lil' Fangさんによる「Break it down」
エンディングテーマは、梶原岳人さんによる「色違いの糸束」

1クール全12話の物語でした。
これからまだまだ物語は続くという伏線を残してアニメは終幕したので、きっと続編はあるんだろうと勝手に思っています。
よく、円盤の売り上げや人気から続編の可能性を検討しているサイトがありますが、意見は割れていました。
ただ、私のググった限りでは続編の可能性は難しいという評価は多かったものの、ここから神の一手が打たれることを期待しています。

投稿 : 2023/01/04
閲覧 : 122
サンキュー:

4

オリエント 淡路島激闘編のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
オリエント 淡路島激闘編のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Ka-ZZ(★)が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ