タイラーオースティン さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
また余裕ある時にもう一度見返してみたい
序盤から面食らうような展開ながらそれでも最終話まで行けたのは作品が持つ雰囲気が大きかったかも。
一つ一つの話がそれぞれ作品になっているという印象で、さながら監督のショートフィルム集を見ているような感覚でした。
学校ごと漂流された中学生の少年少女の群像劇かと思いきや他の漂流物の作品とは違い、死ぬ事への恐怖とかサバイバルな感じが弱く、なんというか現実逃避に近い印象で、その中で主人公の成長が感じられた。
個人的には最終回が一番良かった。特に希が忘れている事を長良が理解して受け入れたところはちょっぴり切ないんだけど、長良が前を向く姿に希望を感じさせるものがありました。ただ、希の傍らに朝風がいた事に関してはそれまでの話での朝風のイメージがあるだけにちょっと腑に落ちなかったかな。