Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これは僕が吸血鬼に恋をするための物語だ。
この作品の原作は未読です。
キャラデザを見た瞬間「だがしかし」に似ているなぁ…と思ったら作者が一緒でした。
「だがしかし」の連載終了後にこの作品の連載を始めたようです。
「初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」
女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。
さらには、夜に眠れない日々が続いている。
そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。
夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。
そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる。
彼女は、夜の住人・吸血鬼。
コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。
「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」
夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。
「俺を吸血鬼にしてください」
ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは……
「人が、吸血鬼に恋をすること!」
果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!?
ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる—
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
中学生の頃、夜遅くまで起きているとちょっと大人っぽい感じがしたのを何となく覚えています。
想えば小学生の時こそ親より早く寝ていましたが、中学にもなると親より私の方が遅くまで起きているのがしょっちゅうでした。
その頃、夜更かしのお供といえば専らラジオでしたね。
深夜1時から始まる「オールナイト〇ッポン」を聴くのが定番でした。
今では全然分かりませんが、当時はパーソナリティーが週ごとに違っており、どの曜日も面白いのでつい夢中になって聴いていたのを覚えています。
外に出たいという気持ちはゼロではありませんでしたが、アパートの構造上、玄関に最も近い場所に両親が寝ていたこと、そして3階だったこともあり、早々に断念していましたけれど…
普通に吸血鬼が日常に馴染んで生活している…
パッと見はビックリするかもですが、最近のアニメに登場する吸血鬼はペンシルバニア城にひっそりと住んでおり夜な夜な人を襲い、血を吸われたら吸血鬼になってしまうというモノとほぼ真逆の立ち位置のキャラが多いので、これだったら一緒に生活しても良いかな…などと思ってしまいます^^;
「月詠」、「となりの吸血鬼さん」、「亜人ちゃんは語りたい」などに登場する吸血鬼ならめっちゃウェルカムなんですけど…^^;
それと、嬉しいサプライズがあったのが起用されている声優さんが豪華絢爛だということです。
天ちゃん、ゆみりん、ハルカス、キタリエ、日笠さん、和氣あずみさんに、みゆきちが出てくるんですよ。
ノイタミナの作品って結構挑戦的な作品が多いイメージですが、この作品は王道ど真ん中の作品だったと思います。
特にヒロインを演じた天ちゃんと、主人公の幼馴染を演じたゆみりんは超が付くほど抜群でした。
そっかー、原作は未だ終わっていないんですね。
だから物語の結末も尻切れトンボ的に終わったのも納得です。
中途半端なアニオリでお茶を濁すよりは、こっちの方が個人的には嬉しいかな。
もしかすると第2期に繋がるという伏線も残りますしね^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは「堕天」
エンディングテーマは「よふかしのうた」
どちらもCreepy Nutsさんが歌っています。
1クール全13話の物語でした。
感想して振り返ってみるとしっかり堪能させて貰った気がします。
続き、来ないかなぁ…
「だがしかし」も続編があったので、こちらも続くと嬉しいんだけどな^^;