二足歩行したくない さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
行こう!ふたりならどこまでも
待望のヤマノススメ第4期。
出会いの春を描いた1期、ステップアップの夏を描く2期、すれ違っていっそう近づいた秋の3期に続き、第4期で描かれるのは冬の季節からとなります。
2期で早々に富士登山を攻めて、3期ではテント泊付きの縦走と、異世界転生並みに登山レベルを爆上げしてきたあおいですが、さすがの冬は登山もオフシーズンです。
本作は比較的おとなしめのコースが多く、聖地巡礼の行き先にガクブルしている諸氏も安心して見られる4期だと思いきや。
なお、4期は過去3作と違って、普通に30分アニメが1クール形式になっています。
ただし、最初の4話は過去作の総集編という形になっています。
4期が本格的に始まるのは5話からですね。
今回は登山部の練習に参加したり、スノーシューを試したり、学校の友だちと登ってみたりと、普通とちょっと異なる登山回が多く感じました。
そのため、どこかに行くときのメンバーは割りとばらばらですが、あおいとひなただけはいつも一緒なので、毎回期待と興奮の30分でした。
また、先にも書いた通りガッツリ登山というのが少ないです。
いつもの天覧山は縦走なし、高麗の日和田山や、渓流釣りにでかけたりします。
ただ、毎回そうというわけではなく、御岳山から日の出山縦走したり、塔ノ岳から鍋割山へ登ったり、初級者向けとは言えない場所にもいきます。
特に丹沢山系の冬はタイミング次第で普通に雪が積もるので、クランボンについて一言あったらおじさん安心するのになあと思ったりしました。
また、本作ではなにげに雲取山に登ってます。
さらっと登ってますが雲取山はハードで有名な山なので、もはやあおいちゃんなんて気軽に呼べないですね。
ちなみに雲取山は炭治郎の出身地としても有名な山なので、そのうち偶然出会った死にかけのヤマノススメファンと鬼滅ファンが励まし合って登るロマンスが生まれそうでドキドキです。
ラストは季節が移り変わり、タイトルにもあるNext Summarがやってきて、2期で挫折した富士山へ再び挑戦します。
もうね、そこいらの富士登山ドキュメンタリーより何倍も感動しました。
1期から追いかけ続けてほんとに良かった。登山が好きでほんとに良かった。
普通に泣いて、良かったね、良かったねとよろこびあえる、そんな結末でした。
私もあおいさんに負けないように、登り続けたいと思わせてくれる作品でした。