ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
己の幸せと安全を優先することが正解か、誰一人取り残さない世界を目指すことが正解か。
「約束のネバーランド」2期です。
1期のストーリーの続きとなっています。
2期の初めのあたりまでは原作も読んでいたのですが、
途中で飽きてしまったので、アニメの方もやや不安に思いながら視聴開始。
結果、アニメの方は飽きることなく最後まで楽しむことができました。
2期は全11話です。
※以下、1期のネタバレを含みます。
● ストーリー
子どもたちと一人の“ママ”が暮らすハウス。
子どもたちが仲良く助け合いながら、本物の家族のように暮らしていた。
幸せに暮らしていたエマ(♀)たちだが、
自分たちは鬼の食料として育てられているのだと知り、
同じハウスの子どもたちと共に農園から逃げ出すことに成功した。
しかし、農園の外は鬼しかいない世界。
農園の追手から逃げるために、
外の世界で頼れそうな人・ミネルヴァさんのところへ向かう。
安心な居場所であったハウスを出て、
周りには危険しかないし、食料などもままならない。
とにかく安全な場所を求めて、
進んでいく。
5歳以上12歳以下の子ども達15名によるサバイバル生活です。
原作のエピソードはかなり端折られているようですが、
たった11話で結末まで描き切ったのはすごい。
原作既読の人からは「急ぎすぎだろー!」「端折りすぎだろー!」と言われそう。笑
原作未読の立場からすると、次から次へと展開が変わっていくので、
内容がとても濃く感じられました。
その分、わからないこととかつかめきれていないところも、
たくさん残っているんだけど^^;
きちんと原作読みたくなりました。
さくさくと話を進めるためなのか原作がそうなのかはわかりませんが、
都合の良い展開も目立ちました。
ドキドキ感や緊張感は、
間違いなく1期の方が上でした。
2期の内容も楽しめましたけど、
勢いは落ちてしまったように思います。
● キャラクター
最年長のエマ、レイを筆頭に、
15名の子どもたちはどんどん成長していきます。
最後までエマらしいと言える、まっすぐな心を貫いたキャラクター、よかったです。
みんなを導いたのがエマだから一緒に頑張れたし、
道を間違えることなく終わりを迎えることができた。
おじいちゃん鬼のヴィルクは、
アニメオリジナルのキャラだったんですね。
穏やかなおじいちゃん鬼、好きでした^^
● 音楽
【 OP「アイデンティティ」/ 秋山黄色 】
このOP、かっこよくて好きでした♪
アニメーションもぴったりで、
1期よりも2期の方が個人的には好みでした。
【 ED「魔法」/ Myuk 】
穏やかで優しいED。
作詞・作曲はEveさんです。
夜の静けさにぴったりの曲でした。
● まとめ
わくわくは1期の方が上でしたが、
2期も楽しめました^^
ストーリーの構成にはかなり頭を悩ませたと思うのですが、
中途半端に終わらせなかったところはよかったです。
つかみきれていないところ、気になる謎なども残っているので、
きちんと原作を読みたくなりました。