太郎 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
FWだけでサッカー&デスゲーム
FWだけを集めてデスゲームをやるという、今までのサッカー漫画では考えられない設定が目新しく分かりやすいため、普段サッカーを見ない人でも楽しめると思います。
登場人物は個性的で、弱虫ペダルみたいな感じ。強烈なセリフ、デスゲームの緊張感、主人公チームが覚醒してゲームをひっくり返す爽快感とケレン味の強い演出が特徴の、カタルシス重視の作品です。
特に絵心さんの核心を突いてくるセリフはいちいち的を射ていて説得力があります。それだけに割と極端な意見もありますが。作者はサッカー経験がないとのことですが、よく見ているというか、勉強されてる感じがします。
登場人物がみんなFWという点は本作の特長ですが、逆に言えばディフェンスやゴールキーパーは素人です。そこを物足りなく感じる人もいるでしょう。迫力ある演出や、デスゲームの緊張感で補完してますが、手強いDFやスーパーGKがいれば、もっと面白くできたように思います。
1クールの内容は、{netabare}多少の違いはあれ本質的には 圧倒的な相手が登場→大ピンチ→選手が覚醒→スーパーゴール の繰り返しです。そこに飽きてしまって13話を最後に断念してしまいました。イキリキャラが多かったのも胸焼けしてしんどかったです。{/netabare}
これに関しては好みの問題なので、レビューの点数には反映させてません。一般的に見れば個性的な良キャラの部類に入ると思います。蜂楽とかは一種の清涼剤になっていて大好きでした。
まぁ、これはあくまでもサッカーを普段から見ている人間の意見です。最近はワールドカップでもゴールシーンだけ見てサッカー見た気になってるような人が多いらしいので、そういう意味では時代に合ってるのだと思います。
アニメの方は前評判通り、漫画よりも女性ファンが増えたようですね。原作ファンは賛否両論のようですが、制作側の狙いとしては成功してますね。
やってるサッカーの内容が気にならず、能力バトル漫画の爽快感を楽しむには面白いと思います。肝心な娯楽としての面白さは十分にある作品だと思います。自分には合わなかったのでしょうね、残念です。