take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
だいぶ「色」がついた作品。
何色かはご想像のとおり。
いろいろなアニメを観てきたベテランwとしては・・・。
この作品、80年代~90年代であれば、ギリエロアニメw、今の世となってはエロアニメだね、とカテゴライズされても仕方のないことでしょう。
80年代は、アトム~ヤマト的なアニメの世間的評価が一段階あがった時代でした。そして、そうした中で、実験的にいろいろなジャンルの作品が登場してきた時代でした。
OVAと言う形態も登場し、時代劇もの、サイバーもの、SF、アート、ミュージックビデオ的なもの色々です、さらにはグロテスクなもの、そしてエロアニメもです。
一般的にも名前が知られているものの、観る人を選んだり、社会的に許容されない可能性がある部類としては「くりいむレモンシリーズ」や「うろつき童子シリーズ」あたりでしょうか。
その他に、もちろん箸にも棒にもかからないようなものがたくさんあった時代でした。
本質的に良い悪いはないのですが、そういう多彩で、混沌として、今から思えば勢いのあった時代でした。
現在、超一流と言われているクリエイターさんたちもこの時代から名前が売れ始めた方も多いはずです。
と言った、昔話を思い出してしまうような作りでした。
個人的にはですが、エロい描写は無くても良かったですねー(棒)。
ちょっとした振りか、「ゆうべはお楽しみでしたね」(某ゲーム)的な表現で十分でしたね、かわいらしいイチャイチャ程度で十分って事です。
作品自体としてはタイトルにある「ハーレム」と言うポイントを除けば(いや、除いちゃダメなんですけど、作品のネタポイントでしょうから)、割と楽しめました。
特にゲーム的な演出とロジック、整合性の部分。
何となく、好きなゲームの「Wizardry」シリーズを思い出しました。
ご都合主義はご都合主義なのですが、ま、味付けが気に入ったという事です。
そして、どこかの「正義の味方」にお叱りを受ける前に言っておくと、やっぱり、ちょっと気になった部分もありました。
現代に生きる善良なオジサンの良識という事でしょうかw。
まずもって、フェミニンな皆様には絶対に許容されないでしょうね、それは理解できます。
ハーレムですからね…w
それに「奴隷の売り買い」フィクションの中でも少し嫌な感じがします。
あとは・・・「かわいい奴隷を買うため」にバッタバッタと盗賊を狩るところ。
物語を進めるための演出、フィクションの中でのこと、という事で許容はしています。
このポイントだけで、条件反射、瞬間湯沸かし器のように「けしからん」っていう気もありませんし、絶対に許せないなんていう気もないのですが、「う~む」と言う感覚を持ったのは事実ですな。
などと、一般受けしそうな見解も述べつつ。
結局、ちゃんと最後まで視聴しました。
諸々のポイントを含めてですが、総じて、フツーに面白かったかなぁという感想です。
人と主義、思想を選ぶ作品であることは頭に置いておくといいでしょうwww。
タイトル回収をやっつけでやったというレビューもあるようですが、確かにwww。
やっつけ仕事と思われるくらいなら、
「ハーレム、どこ行ったんやーーー!!」と言うツッコミを甘んじて受ける方もアリかとは思いましたが、そういう訳にもいかなかったんですかねぇ。
さて、もう一点序盤の序盤に頭に浮かんだ感想、作品名を一つ。
「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」
これは・・・へたうまなのか!?
なにがって、そりゃあなた、ここでは言いませんよう。