お茶 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たとえ史実だとしても
ウマ娘プリティーダービーSeason2
皆様ご存じの史実に基づいて描かれた作品。
史実にはメリットとデメリットが存在すると鑑みられます。
たとえ史実に沿っていても、その史実をどう再現するのか、が難しいポイントであると感じます。
そこで言えばテイオーのラストランは、史実通り描かれためにギリギリよりも随分前で勝負が決まった感がありました。ラストギリギリで追い抜いて1着ゴールなどの演出の方が燃える展開だと思いますが、あれだけの走りを見せてもらい泣いた私の負けです。
本作はトウカイテイオーとメジロマックイーンをライバル関係に据えた物語になっています。
1期からもそうでしたが、足の骨折という選手生命に関わることが度々起こるシナリオが観ていて苦しくなりました。馬にとっては足は命で何回も怪我をするという演出法は、いくら史実と言えども、観ていて辛すぎて若干の抵抗もありました。まあだからこそ物語になるのですが…
それでも期待を越えていくシナリオと演出(マックイーンの怪我、ダブルターボ師匠の走り)などが発火材となりテイオーの叫びからのラストスパートは、目から汗が止まりませんでした。色々な制限(著作権、史実、ゲームとの関連性、擬人化など)がある中、大ヒット作品にまで昇華させた事は偉業だと思います。