take_0(ゼロ) さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
これは・・・キツイな。
正直、少々キビシイ・・・と言うか残念な印象の作品。
他の方のレビューによると、原作は面白いと評価されている方が結構な割合で散見される。
しかしながら、当方は原作を知らず、また、あにこれはアニメ作品自体の評価を書き込むものと承知をしているので・・・高評価は難しいかと。
物語は {netabare} 見解の違う兄を止めようとする妹の物語、ものすごく小バカにしたような言い方をすれば「兄弟げんか」みたいなものだ(それぞれの思いはあるにしてもネ)。 {/netabare}
とは言え『北斗の拳』『スター・ウォーズ』等々{netabare} シンプルに、そして若干の皮肉を込めて言えば、壮大な兄弟げんか、親子げんか的な物語は結構あるものだ {/netabare}。
そこに、騎士の名のもとに各キャラクターが巻き込まれていくのだが・・・。
最終回まで観た上で、あえて言うと。
サークル活動や学校祭のイベントを観ているようで、全く没入感が感じられなかった。これは、最初から最終回まで観ての通期での感想だ。
しかも、同様にキャラクタへの感情移入もほとんど発生しなかった。
サークルやイベントで盛り上がっているグループを、離れて冷めた目で客観視しているような感覚、お祭り騒ぎをしている連中を端からみている事ほどつまらないことは無い、正に勝手にやってくれ、だ。
キャラクタ、場面によっては、いわゆる「決めゼリフ」「カッコよさそうな言い回し」が出てくるところもあるのだが、これも、ぐっとこない。
その大きな原因の一つが「作画」だ。
これは・・・どんな理由があるのかはわからないので、表現に注意すべきかもしれないけれど、いち視聴者としては、ヒドイと言う評価しかできなかった。
もっと辛辣に言えば、ふざけているのではないかとさえ思った。
スタッフ、クリエイターの方でこのクオリティで世に出したことを悔いている方がおられるとしたら、その事情に同情をせざるを得ない。
いい加減な仕事をしようと思ってしたのでない方がいるとすれば、何か事情があったのでしょう。
また、原作を知らない私が言うのは違うかもしれないが、騎士の従者の動物たち。
作者様の感性や創造力に対して言うのは礼を失しているとは思うが、ほとんど共感できなかった。
ギャグ交じりで、雰囲気が似たものとして「金色のガッシュベル」が浮かびはしたが、それでも作品としてのレベルが全く違うと感じた。
・・・結局、最後の最後まで学園祭、サークルのノリ。
そして、作品のレベルまで、その・・・学生レベルと言っても過言ではないかもしれない。
言い過ぎだったら、ゴメンナサイ。
期間を置いて2クール観た疲れと残念さがあいまって少々キビシイ評価となったかもしれません。