Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
届け、笑いの頂点(てっぺん)ヘ!
この作品の原作は未読です。
漫才やお笑いをネタにしたアニメ作品って個人的に難しいと思っています。
それに笑いのツボって十人十色ですし、芸人さんによって緻密に展開を計算されていたとしてもその場のノリと勢い…空気がメッチャ大切だと思うんです。
アニメでその空気感を醸し出すのがとても難じゃありませんか…
これが私の難しいと思っている原因の一つです。
お笑いをネタにする作品全てが難しいと思っている訳ではありません。
例えば、2012年の夏アニメで放送された「じょしらく」は、何度も抱腹絶倒させて貰った作品の一つです。
「この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。」
と「みなみけ」を彷彿とさせる前口上から物語が始まるのですが、この作品では落語をメインとした作品ではなく、落語が終わって楽屋に戻ってからのトークが主体となっているんです。
主要登場人物は以下の5名です。
蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい):あやねる
防波亭 手寅(ぼうはてい てとら):山本希望さん
波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ):小岩井ことりさん
空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう):ナンジョルノ
暗落亭 苦来(あんらくてい くくる):後藤沙緒里さん
この「愛羅武勇」や「夜露死苦」的なネーミングセンスに惹かれたのもあるかもですけど^^;
すみません、すっかり脱線してしまいました(*ノωノ)
全国のお笑いを目指す若者たちの甲子園「てっぺんグランプリ」。
女子高生お笑いトリオ「ヤングワイワイ」の阪本やよい・高橋よもぎ・細野ゆずは、
各地の予選を勝ち抜いた4組のお笑いトリオたちとともに、
本選出場の座をかけ、様々な試練に挑戦する!
これは、お笑いの《てっぺん》を目指す15人の少女たちのひと夏の青春ストーリー!!
漫画「てっぺんっ!!!」を原案としたオリジナルTVアニメ!
佐々木未来、愛美、伊藤彩沙による声優ユニット、声優三姉妹【チームY】が
2019年、とあるイベントで即興コントを披露したことをきっかけに、
3人を原案協力として迎えた、
お笑いをテーマにした漫画「てっぺんっ!!!」の連載が実現!
dアニメストアのあらすじと、公式サイトのABOUTの一部を引用させて頂きました。
地方予選を勝ち抜いた5つのトリオチームが、大阪のタカコ荘に合宿し、「てっぺんグランプリ」の出場に向け、他のチームのトリオと様々な課題をこなしていく物語です。
5つのチームごとにスポットを当てて物語が展開され、全部ではありませんがその物語そのものが漫才のネタだったという構成になっています。
wikiにそれぞれのチームのキャッチフレーズが掲載されていたので以下に記載します。
ヤングワイワイ:目指せ! お笑いのてっぺんっ!!!
弾丸クノイチ:浪花のべしゃり三人娘
セレブリ茶:アナタの笑い、買い占めます
あくだれ王国:茨城から来た笑いの刺客
シンリャクシャ:北の大地が生んだスペース漫才師ーズ。
どのキャッチフレーズもチームの特徴を的確に捉えていると思います。
チームの方向性も一目瞭然ですし…
物語の内容的には、お笑いをネタとしながらもスタイルは漫才では無かったからか、違和感無く楽しませて貰いました。
まず、タカコ荘の管理人が「谷誠二」さんという、ボディビルを趣味とするスキンヘッドという時点で、もう色々狙ってますよね^^
一目見たら直ぐ「あの人」だって分かりますから^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、てっぺんっオールスターズによる「てっぺんっ天国 〜TOP OF THE LAUGH!!!〜」
エンディングテーマは、May'nさんによる「あはっててっぺんっ」
1クール全12話の物語でした。
ラストの展開も個人的には良きだったと思っています。
しっかり堪能させて頂きました。