栞織 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
伊賀上野忍者屋敷に行った思い出
小学生の頃伊賀上野の忍者屋敷に修学旅行の時に行きました。あのあたり昔近くなので主人の車で何度か行きましたが、その土地感覚がありありな作品でしたね。ただサマータイムレンダほど地元とタイアップしている作品ではないようです。出てくる背景がそんな感じで、あのあたりだなあと思って見ていました。要するにはっきりとしたご当地ものではないんですが、地方色のあるアニメ作品で、こういうのは異色だと思いました。出てくる話も地方の中小企業会社いじめみたいな話で、出だしで忍たま乱太郎みたいな学園ものかと思ったらまったく違っていました。会社乗っ取りみたいなビジネス話が中心になっていて、これはアニメファンにはアピールしなかったんではないかと思いました。
それとヒロインの紅雪が継母に育てられたという家族間の哀切話がペアです。しかもこの紅雪は敵の鬼道の娘と最終回あたりで判明します。この紅雪が結構好きだったんですが、母親を殺してしまうあたりは重かったです。主人公とのその後が気になりました。まあ話としては最終回は明るく終わっていたんですが。あと行方不明になった時貞がどうなったか気になりました。この時貞はかっこよかったですが、まあそれもパターン的かっこよさでした。わりと型通りの人物像が多くて、その会社乗っ取り話みたいな方が主になっていた作品でした。要するに見かけはティーンエイジ向けみたいなんですが、社会人の読むビジネス小説みたいなアニメ作品で、そのためもう一度見たいかと言われたら、ごめんこうむる感じでありますね。あとどうしても南こうせつのおいちゃんを思い出してちょっとなでしたねぇ、あの名前は。