ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新米経営者の錬金術師
錬金術師養成学校を卒業したサラサ。
師匠のオフィーリアに卒業祝いとして、中古物件の店舗を任される。
サラサは田舎のヨック村の自分の店を経営するようになった。
錬金術師と聞いて、何を想像するのか。
アニメ好きだったら、等価交換あたりかなぁ。
元々は、石を金(きん)に変える事を目的とした錬金術。
今では馬鹿な事を考えるなぁとなりますが、錬金術のおかげで科学や手品が発達したのも事実です。
でも、本作品の錬金術師は何でも屋みたいなイメージで正解だと思いますね。
錬金術の素材としてはモンスターが多かったですね。
村を襲ったヘルフレイムグリズリー、冷却帽子の素材となった氷牙コウモリなど、
サラサの戦い方でモンスターを倒します。
終盤の溶岩トカゲ・サラマンダーなどのモンスターは火山活動活性化の証拠に。
サラマンダーは大物でしたが、何とか倒して、村には平和が訪れます。
最終話にサラサは、親の店を継がないか?と打診されます。
たしかに魅力的な提案ですね。
しかし、村での生活・仲間との店舗経営を考えると……
サラサの最終的な判断は間違っていなかったと思います。
社会で生きていくうえで、お金は大切な物です。
しかし、お金を稼ぐ事は手段。
金の亡者になって、金勘定だけをしている人生は味気無いものです。
サラサのお店の発展が、従業員の幸せや村の発展に繋がると良いですね。
サラサの店舗経営の考え方はどうなるのか。
それは、本作品を通じて、サラサの生き方や師匠の教えなどを考慮すると分かるようなものです。
あぁ、私の自宅近くにもサラサの経営するお店があったらなぁ……