アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
現実は創作より奇なり
●笑いたくても笑えない真実の日常
創作に限らず裏社会については、ただならぬ興味関心があり色々と情報を集めてしまうのは
極めて個人的な事情でしかありませんが、一つ言えることは真実に近づけば近づくほど
庶民にとっての生きる指針であるところの常識という基準とは、果たして何だったのだろうか?
というなんともやり切れないような、無気力感にも似たような憂鬱の空気の重し囚われ、
諦めの境地に陥ってしまうのでございます。
しばらくまでは芸能界というものには、どちらかと言えば興味がなかった人種でありましたが
半グレ集団 {netabare}「関東連合」と芸能界との濃厚接触過ぎる関係性について認識した時から
どこかおとぎ話の世界にも似た芸能界という異質な世界も所詮はこの世の中の一部でしかなく
おとぎ話が現実にあるという思い込みこそが、現実世界では的外れであっただけのことでした。
半グレ集団、あるいはギャングと呼ばれる組織の構成員にどのような人たちがいるかと言えば
新宿などの一等地で店を構え繁盛店を切り盛りする店舗経営者だったり、
そもそもクラブ文化の発祥について考えたらなら当然のこと、クラブとギャングが
切っても切れない関係性にあることはあまりに明白過ぎる結論であるわけです。
そもそもオペラ座の歌姫とはマフィアのボスの女であり、某グラビアアイドルが暴力団の情婦であると捜査情報が流出したりもします。
そして今時は元NHK職員の立花隆や暴露系ユーチューバーのガーシーが芸能界、NHK、日本相撲協会
経済界などと反社会集団が密接な関係にあることを晒しまくっております。
芸能界での枕営業は当然でありまして、関東連合が経営する風俗店で
某秋葉系アイドルの研修生がアルバイトしていたなどという噂話もあながちデマとは
言い切れないどころか、ロシアンマフィアがモデル事務所を営む裏で所属モデルに売春行為を
させていたというドキュメンタリー映画さえあるわけですから、むしろ電通アイドルなどが
接待に使われるべくして使われるのは、この経済システムにおいては
自明のことでしかないと言うべきでしょう。
この世界で最も儲かる三大ビジネスと言えば「麻薬の密売、売春、戦争ビジネス」であります。
この世で「勝ち組」と呼ばれる層は、例え間接的であれこれに関与することにより
勝者たり得るわけでございます。
今時の日本のヤクザは商売が大変上手く、それを裏付ける実績があるわけですから
これに投資しようという人たちが後を絶たないのは当然の成り行きであると思われます。
日本のヤクザは目が効くため、儲かるビジネスには必ず参入します。
下手な一般経営者よりも資金力で圧倒できるヤクザの方が優位に活動できるわけであります。
かくして利益率が高いメイドカフェに目が効くヤクザが参入しない道理はなく
当然の如く既に参入しているわけであります。
経営力に定評があるヤクザと一般経営者がメイドカフェという舞台で競合して最終的に
生き残るのはどちらなのかと言えば、恐らくはアダムスミスが示した法則に
従うのだと思われます。
今時ヤクザがメイドカフェを経営するのは必然的な事実でありますから
ヤクザの抗争劇とメイドを掛け合わせるのはある意味間違ってないわけでありますが
それを冗談めいたコメディテイストで味付けるのは、悪趣味なものを感じ
この現実に生きる自分の{/netabare}虚しさに対して苦笑は出来ても、笑うに笑えないと
いうのが正直なところでございます。
よって一話で切り捨て、評価不能という結論であります。