Bハウス さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
少女マンガの王道を蘇えらせたなろう系
この作品なろうがスタートで
一迅社がコミカライズ含めて刊行しているのだとか
私世代で言うと「少コミ」とか「なかよし」
みたいと思ってしまうほど少女マンガの王道
岩﨑太郎監督が「一週間フレンズ」を担当していたとあって
苦手な部類のこのジャンルでも楽しく完走できた
物語は中世のサウズリンド王国
主人公エリアーナはいつも本を読むことに没頭しているので
周りから「虫かぶり姫」と呼ばれている
ある時皇太子であるクリストファーが現れた
「あなたは今まで通り本を読んでいるだけでいい
その代わり私と仮の婚約者になってもらえないか」
王宮図書室の貸し出し自由と合って了承
しかし4年後後宮見習いとして王宮に入った
子爵子女アイリーンがクリストファーと親しくなっていく
初めは仮の婚約者なので心変わりも仕方ないと思うが
徐々に自分の中でクリストファーと別れる事に
さびしいと思い始めて・・・・・・
ヒロインが度々周りの令嬢に姦計を図られて
窮地になるもイケメンたちが助ける
クリストファーが幼い頃に図書室で出会った
エリアーナに本を粗末に扱った事を叱られたことで
好意を抱いたと話しても彼女は記憶にない
いつも本を抱えてボーっとしているエリアーナだが
本で得た豊富な知識をもとに贋作を見抜いたり
結果的にサウズリンドへの献策をいくつも提言し
多くの人から支持を受けているなど
少女マンガの王道がこれでもかとちりばめられているから
おっさんは見ていてむず痒くはなるw
そもそもエリアーナの一族自体が生粋のビブリオマニア
身分や地位より本による知的好奇心が勝るので
「サウズリンドの頭脳」として国を陰から支えていた
クリストファーはエリアーナに再会する前に
婚約を何度も申し込んでいたが断られていて
エリアーナが好意を持つ事が出来たらと言う条件で
認められたと言う背景がある
だから終始エリアーナを愛でていて
何度もキスしようとするが邪魔される(王道)
惜しい点としては皇太子の周りの人物が
掘り下げされていない
基本的にはエリアーナが毎回ピンチを招いたところで
クリストファーが助けて行くから
時代劇好きな私は気にならない部分だが
人によっては物足りなく感じるかも
ここら辺の話が上手く挟まっていたら
ストーリーとしては満点なんだけど
ビブリオマニアの作品で
同じビブリオマニアのマイン役やっていた
井口さんのOPはピンズドだったし
伊東歌詞太郎氏のEDはコンテの
エリアーナ見ているだけで幸せ
間にわたてんの劇場版CM挟まってなければ
上田麗奈さんの声で癒されるのに(ぁ
2月に朗読劇やるし原作ストックも揃っているので
ポスト本好きの下剋上として続編期待できるかも