でこぽん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Fateシリーズの中でも最高の内容でした
この物語はFate/stay night[Unlimited Blade Works]の後半部です。
ここでは見どころがたくさんあります。
幼いイリヤの{netabare}無情な最期{/netabare}
アーチャーの苦悩
衛宮士郎の成長
ギルガメッシュと士郎との戦い
そして、凛と士郎との恋の行方 等々
どれ一つとっても夢中になる内容です。Fateシリーズの中でも最高の内容でした。
イリヤは幼く可愛い少女。
もし戦いとは無縁の世界だったならば、彼女は多くの友達に囲まれて笑顔で暮らしていたでしょう。
イリヤが最後に登場した回は、そのときだけエンディングが変わり、まるで追悼歌のようでした。
アーチャーはいつも自分を責め続けています。
人を救うために英雄になったのに、いつも人を殺し続けている。しかも救えなかった人の数が多い。
このことが許せなかったのでしょうね。
アーチャーと士郎との戦いでは、まるで士郎に剣や魔法の指導をしているのでは?と思えたほどのお人よしです。
しかし士郎との戦いで、アーチャーはようやく救われたのかもしれません。
士郎は心の清らかな青年。彼の信念は見事です。
そして彼は、アーチャーのおかげ(?)で最強の戦士になったようです。
ギルガメッシュは最強というよりも最凶の戦士。
彼の行動には優しさの欠片もありません。
士郎がギルガメッシュに勝てたのは、彼の努力もそうですが、アーチャーや凛たちの協力のおかげだと私は感じました。
そして凛。おそらく彼女がこの物語の主人公なのでしょうね。
彼女の魅力。美しさだけでなく行動力や責任感。
彼女のおかげで、この物語が血なまぐさを感じずに神秘的に感じられるようになったと思います。
凛と士郎との恋の行方をもっと見てみたいですね。
エンディングは Kalafinaが歌うring your bell とても美しくエネルギーを感じる歌でした。