ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
生き人形の館(おまえも生き人形にしてやろうか!)
崖の上にそびえ立つ洋館、シャドーハウス。
シャドー一族の少女であるケイトの所へ生き人形が来る。
生き人形はエミリコと名付けられて、ケイトの世話をするのであった。
序盤は本作品の世界観の説明かな。
シャドー一族の姿は真っ黒です。
しかも、煤を放出する時もあります。
屋敷では生き人形が掃除をして、煤を徹底的に排除。
放置した煤が集まり、こびりつきと呼ばれている悪い物体になるのを阻止しないといけませんから。
中盤から終盤にかけては、お披露目について。
試験官のエドワードは、シャドーのおじい様に忠誠を誓う人物。
今回は迷路によって引き離された、シャドーと生き人形の絆を試すような試験でした。
ケイトは籠の中に捕らわれました。
エミリコはケイトを救出させるために奮闘。
エミリコは怪我を負いましたが、これは結果オーライかな。
ケイトの煤を操る能力が開花して、エミリコとケイトを乗せた台車をコントロール。
水路を通過する事によって時間短縮。
ケイトとエミリコは試験に合格しました。
終盤は捕らわれたエミリコの救出。
お披露目で仲良くなった、他のシャドーや生き人形たちと策を練りました。
黒幕のエドワードは、ケイトを危険視しています。
でも、このあたりは原作にはなく、テレビ版のオリジナルだそうです。
緊張感のある展開ですね。
子供は守られるべき存在ですが、おじい様のためだったら暴走してしまうのかも。
本作品は、ゴシックホラーにミステリーを付け加えたような作風。
まあ、姿が真っ黒なシャドーの存在自体が謎なのですが。
エミリコの底抜けの明るさとケイトの思慮深さ。
お互いを補完し合っている、良いコンビですね。
『ローゼンメイデン』シリーズが好きな人には、特にオススメできそうです。
シャドー一族の目的は?
生き人形の未来は?
謎が明かされぬまま、2期に突入します。