nyaro さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ギャグがワンパタン。ダイビング中心の方が良かったです。
「バカとテストと召喚獣」作者が原作ということで期待していました。端的に言って面白さはかなり中途半端です。
酒をガバガバ飲む、飲ませる。男の全裸、親父系の女子などのギャグを積み重ねますが、1話2話で見せられたパターンの繰り返しです。酒を飲ませるギャグがメインなので、大学生の新入生がみんな20歳だし。
女子たちは惜しげもなくビキニになりますが、性格が男だし、4人中2人はイトコです。正直全く萌えがないです。1人だけ萌え要素もなくはないですが、女子の描き分けが髪型のパターンなので、なんとも魅力がありません。
舞台設定にもキャラ造形にもデフォルメがないので、ギャグがマンネリ化したのかもしれません。
類似例なら「ケンコー全裸系ウミショー」かなとも思いますが、あちらの方がドラマもあったし、キャラ付けが上手かったので、女子萌えもできました。
本作については、本筋がダイビングで初めからダイビング中心のストーリーを軸に、そこにたまに酒ギャグ、男の裸ギャグ、ちょっとエロがあれば、面白いのかもしれません。後半のほうはそんな感じも見受けられました。
ひょっとしたら、この先が本題なのかもしれませんが、それならアニメの構成は考えるべきでしょう。
ダイビング中心のストーリー展開なら、大学生という設定が活きてくるのではと思います。酒ギャグは大学の体育会系のサークルあるあるで受け入れられます。女子たちも役割があった方が、感情移入できるし萌えも増すと思います。本作のバランスですと、真面目路線を中途半端に視野に入れたせいで、面白さが発揮できませんでした。
そもそもですけど「ゴールデンタイム」等もありましたが、大学生ものって難しいですよね。距離は近いのになぜか遠く感じます。高校生ものの方が感情移入しやすいのは、あの時期が良かったという憧れの問題なんでしょうか。自分が高校生から成長していないせいかもしれませんけど。逆に大学生真っただ中だったら、本作は最高に面白い可能性もあります。
総評です。画面は悪くない出来でした。ただ、キャラデザが同じパタンの美少女しか描けない典型的な作画なんだと思いますので、あまり萌えられません。人間としても描けておらず、記号のようなキャラになっています。
ギャグはワンパターンです。また、リアルな舞台とキャラのせいで中途半端です。
もしギャグ狙いなら、週刊連載、毎週放映で同じパタンのギャグで笑うというのは有りだと思います。放映時の印象と一気見の感想は違うでしょうが、今年に入ってバカテスの作者と知って一気見したので、面白いのは2話まででした。
ということで、ストーリー・ギャグは低めの評価です。アニメの画面はそんなに悪くないし、声優さん・音楽は普通です。結果、点数は低くなります。が、印象としては言うほど悪くはないです。というのは1週1話なら面白いかもという感じはありました。逆に印象が薄いとも言えますけど、58点という感じでしょうか。