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退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメとカブ。日本が誇れる二つの融合
「どうやって生きてきたんやろ?」というようなヒロインが、日本が誇るスーパーバイク・カブと出会い成長していく物語。
呪われてるってことで格安で手に入れたカブをきっかけに友だちができ、パーツを装着して季節も手にしていきます。
陰キャラやったヒロインがどんどん前向きになっていくのが、見てて微笑ましくなってきます。
小熊・・・陰キャラやけど一人で生きてきたせいか、すごく芯が強そう。
礼子・・・女の子やのにカブにすごく詳しい。小熊の師匠みたいな感じ。
椎・・・ちっちゃい子。同級生やけど丁寧語。二人に憧れてる可愛い子。
声優さんは「スローループ」に出てた日岡なつみさんぐらいしか知りませんでしたが、メインの3人ともキャラの性格に合ってて良かったと思います。
風景も綺麗で思わずツーリングに行きたくなってきます。
「もう一回カブ買おうかな」と思ってしまいました。
クラシックはよう知らんのですけど、バックで流れるピアノ曲がシーンに合ってます。
OP・EDとも春の山をツーリングしながら聴きたい曲です。
いろんなカブが丁寧に書き込まれ、小熊のノーマルカブは部品の一つ一つも正確です。
さすがHONDA監修ですね。
季節に合わせてパーツをちょっとずつ増やしていくんですが、けっして上等なもので飾ったりしないとこがいいです。
作業用のゴーグルとか、不用品の鉄箱をはじめ中古品買ったりとか。
リヤカー引っぱたり、出前のヤツ付けたり、ハンドルカバーに風防まで付けたり、カブをカブらしく乗ってくれてます。
ウェアも作業着みたいなツナギなんですが「可愛い女子高生やったら何やっても可愛いんやな」って思いました。
最後に出てきたリトルカブは「椎やったらお洒落に乗るんかな?」って思いましたけど。
小熊が、カブで走ったりパーツを増やしたりするたびに、友情が深まり成長していくような気がしました。
スーパーカブという道具を介した抒情詩みたいなアニメでした。