nyaro さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
おパンツと3DCG…だけです。内容はほぼ無いに等しいかなあ。
まず驚異的な3DCG映像でした。特にバトルシーンでエフェクトと合わさったときの映像は驚くべきものがあります。作画というよりはモデリング、レンダリング、モーションデザインなどの技術の進化に引き付けられます。
ただ、本作の売りであると同時に最大の問題点…そう、おパンツ丸出しにしか見えない、轟雷の姿です。うーん。せめて縞パンでなく、水着的なデザインならまだ何とかなったんですけど…同様におパンツ丸出しの「ストライクウィッチーズ」はなんとなく眺めているとSF設定的な意味とか、ストーリーで見られるようになるんですけど…本作はちょっとなあ。
なんとなく「ハンドメイド・メイ」を想起させるスタートだし、電源の設定とかオマージュというか、意識しているんだとは思います。なので、どんな話が展開するか羞恥心と戦いながら見ても、結局は日常系なんですよねえ。で、日常系として優れているかというと…癒しもキャラ萌えも弱いかなあ…辛うじてギャグはありますけど、笑えないかなあ。
設定はバトルものだし、それにまつわる色んなエピソードはあるんですけど、とにかくストーリーは緩いです。
そして、3DCGへの興味もパンツへの羞恥も、2、3話くらいで薄れて行きます。3Dの顕著な欠点である、歪みがない事で飽きます。映像に、迫力、緊迫感、味、色気がなく、内面や感情が欠落している感じがします。
どのカットを見ても似たようなものになってしまっています。人形をアニメ化するという意味だと成功なんでしょうけど。
ということで映像は、作画もキャラデザもエフェクトも破綻もないしすごい技術だと思いますが飽きます。エロも燃えも萌えもありません。その上、話もよくわかりません…いや、単調すぎて何も考えられません。ヒロインなど存在する意味すら希薄です。
これは、正直アニメ作品としては駄目ですね。実験映像ならわかりますけど。
本作の以前のレビューの投稿が2020年ですから、2年以上レビューされていません。つまり、歴史に消えつつある気がします。