88. さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
俺も扉の向こう側行きたい
すずめが、全国をまわって「扉」を閉じに行く話。
秒速5センチメートルが狂うほど好きなのですが、新海さんの新作ということで、期待大で観に行ってきました。
最初に、全体の感想としては、まぁ悪くない。物語もきれいに終わってるし、全然後腐れ感がなくて、見終わったあとにスッキリした気持ちで帰れました。
ただ、面白いかと言われると、まぁ面白いは面白いんですが、人におすすめするほどかというとそうでもないな、というような感じでした。
良かった点としては、
まずは言わずもがな、絵の綺麗さはもうレベチでした。
さすがというか、もうすごすぎますね。
あと、冒頭すずめちゃんの声から始まった物語、終始どういう結末を迎えるんだろうというワクワクはありましたし、
そして何より、1回目の後戸を閉じるシーンからのタイトルロゴ。あのシーンはめちゃくちゃかっこよかった。あのシーンだけで映画館で見た価値あるかも、と思いました。
で、なんだかんだあって全国を回るすずめたちですが、人とのつながりが丁寧に描かれていてとてもよいなと思いました。
うーんと思った点としては、
今回テーマとして震災が扱われていますが、なんというか、
震災をテーマにしてこれかーというがっかり感?みたいなのはありました。
もう少し冒険しても良かったのでは?と思ったり思わなかったり。
全然満足してないわけではないんですが、(言い方悪いですが)震災というお涙確定のテーマでこの話だったらそりゃそうなるわな、みたいな。
震災とか、人の死とかそういうのがだめな人は見ないほうがいいかも。。。
あと、ラブコメ要素が好きなんですが、作中では割りとラブ要素が省かれてる印象でした。
ただ、やっぱり普通の映画よりは全然見やすくて面白かったです!