徳寿丸 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
異世界専門業種なろう系
原作未読(2022.11)
御都合主義な部分は多分にあるが。キャラデ、作画、音楽等は非常にまとも。やっつけ感を感じる所は少なかったと思う。変にKADOKAWAが絡んでないのが良かったのではないだろうか?(笑)。
監督の草川氏、シリーズ構成に「俺ガイル」の渡航氏の起用も元々の原作の粗い部分をうまく誤魔化し?て1クールでほどよい充足感を与えたのではないだろうか(私感)。まぁうまくやったという感じだろうか。
物語は他の薬局系のスローライフをテーマとしたものではなく、医学、薬学の知識を割と専門的に取り入れ、それを御都合的チート能力を活用して異世界で認められる主人公があくまで目の前の人々の生命と生活を守りたいという部分に集約する事で「なろう系」特有の無用な批判を躱す事に成功しているとも見える。
若干、平民薬師ギルドへの配慮がない部分が引っかかる為、平民薬師ギルド長をもっと悪人に徹底し、排除する事で勧善懲悪的な話にしておけば1クールモノとしては引っかかりはなかったようにも感じる(まぁその後の展開に関わる人物かも知れない可能性はあるので何とも言えないが・・・)。
なろう系に等しく言える事だが転生した世界に現代社会の常識や価値観をそのままぶっこむのは階級や宗教に支配された世界では本来非常に危険な事だと思う。だから御都合になるわけだがそういう危険性に少しでも踏み込んだ作品はそれなりに質が良いのではないかと思っている。
私のツボ:まぁ人口爆発が起こって戦争になると思う。