天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新SFスーパー英雄(?)列伝94
この作品、石川賢のマンガゲッターロボ、G、號のマンガを見てないとよく分かんないかもしれません。
冒頭からアニメの最後よりある意味メジャーになっている、石川版武蔵の最後(ゲッターロボの腹からアレ出すヤツ)で恐竜帝国を撃退するシーンで始まります。
元々マジンカイザーを作るまでのつなぎとして、別の作品を作ろうとしたら、マジンカイザーの製作が長引いて、大幅に設定を変えて作られたといういわくつきの作品です。
そのせいか、かなりぶっ飛んだ感じになってます。
(誰だ、もともと石川版ゲッターはぶっ飛んでいるっていうのは)
(アッ、俺か)
版権の関係で、ゲッターロボ號が出せないため、デザインを変えてネオゲッターとし登場させたり、アニメのゲッターロボで1話だけ出た、テキサスマックが変な日本語しゃべって登場、おまけに真ゲッターロボも登場するし、流竜馬や神隼人も出てくるという、4話なのに詰め込みすぎじゃないと思う位の内容です。
じゃあ、話の密度が濃いかというと、全然薄いです(汗)
はっきり言ってスタッフが、石川賢版ゲッターやりたかっただけじゃないの(おいっ)って思えるんですよね。
そう思って観ると、雑な感じの絵も石川賢の絵柄に合ってるし、女性はあんまり出てこないし(これこれ)
何故4話しかないのに出てきたテキサスマックですが、個人的には必殺武器の大型ライフルが棺桶に隠されているあたり、続・荒野の用心棒っぽくて好きです。
ただ、早乙女博士やマッドサイエンテストの敷島博士(マンガに登場)、竜馬を出した分、新メンバーの3人が主役の一文字號を除いて、影が薄い(苦笑)
最後も何故か南極に眠っていた巨大UFOを使ってゴールが攻めて来るし、ここら辺りのいい加減さというか、ごった煮の感じは、ハッキリ言って好き嫌いが分かれそうですね。
水木一郎&影山ヒロノブが歌う主題歌は、スーパーロボット作品らしい歌で、劇中に流れてくると燃えます。
(熱き怒りのあ~らしを抱いて、戦うためにと~びだせゲッター♪)
これ、ゲッターロボアークでも、第5話から第8話までのエンディングで流れたので覚えてる方も多いかもしれませんね。
ラストもマジンガーZ対デビルマンを彷彿させる飛行シーンで終了するあたり、ニヤッとさせられました。
でも、全体を通して観ると、結構グタグタなんですよね、これ(う~ん)
最後にひと言
プラズマ駆動エンジンって何だよ、ゲッター線エネルギーを使わないゲッターなんて、ゲッターロボとは認めないぜ~っと(アニキ風)