退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
微笑ましい純恋コメディー
== ご注意 ==
感想やなく、あらすじ紹介みたいになってしもてます
=========
【五つ子の恋愛レース】の映画を観に行った時に、劇場の壁に貼ってあった上演予告ポスターを見たのがきっかけでした。
(最近、この高木さんってよう見るなぁ。映画になるぐらいやねんから、おもろいんやろうなぁ)って軽い感じに思ってました。
ちょうど五つ子ロスになってたんで(これでも観とくか・・・)気分でしたが、見事にロスカバーしてくれてまんまとニヤキュントラップにハマってしまいました。
男女の立場は逆ですが(子供ん時は、たしかに好きな子にちょっかいかけてたなぁ)ってのを思い出します。
ありとあらゆるシチュエーションで高木さんが攻撃を仕掛けます。
それを西片が防御・・・仕切れないですけどね(笑)
そんな二人のやりとりが、なんとも微笑ましくてそして愛おしいです。
キャッチコピーのとおりニヤキュンになってしまいます。
このたび映画版の円盤がリリースされたんで、あらためてTV版をおかわりしてみました。
日常系ラブコメっていうんでしょうか?
一話あたりに3~4のエピソードで構成されています。
ひとつひとつのエピソードにオチがついて決着するのですが、そのエピソードが他のエピソードに絡んだりしてくるのでぼぉ~っと観るより、ある程度ニヤキュンするぐらいのハマり具合で観ることをお勧めします。
そんな可愛いやり取りで、二人の距離が徐々に縮まっていくのがいい感じなんです。
とくにシーズンごとのラストはキュン度が増すエピソードになってるので大好きです。
シーズン1{netabare} のラストでは、西片からもらったささいな手紙に、いつもクールな高木さんがうれしくてベッドの上で脚をバタバタさせて喜びます。
そこに高木さん(CV:高橋李依さん)が歌う、往年の名曲Every Little Thingの[出逢った頃のように]がかぶさってきます。
歌詞がストーリーにすごく刺さっててもうたまりません。
身体に電流が流れてきてしびれてきます。
高木さんの仕草が可愛すぎてキュン死してしまいそうです。
このシーンで映画を観ることを決めました。{/netabare}
{netabare} 季節は進み{/netabare} シーズン2{netabare} で二人は2年生になります。
みたび隣どうしの席になり”林間学校”で、おっさん世代にはお馴染みのオクラホマミクサー伝説を経て高木さんの積極度は増し増しになっていきます。
友達キャラの木村曰く「高木さんも人気あるから・・・」なのに西片オンリーですからね。
いやぁ〜、こんな可愛くて優しくて頭のいい子に惚れられてみたいもんです。
ちなみにこの木村ってヤツ、見かけはモッさいのにおいしいシーンでめっちゃえぇヤツになります。
この作品って、楽しくて微笑ましいのがメインなのですが”約束”から”夏祭り”にかけては感動を届けてくれます。
1年生の夏休みでは、西片の自転車二人乗り練習で学校で会えない時間を埋めていましたが、この夏は夏祭りデートで二人の距離をさらに縮めます。
大原ゆい子さんの[君と光]が、クライマックスを盛り上げてくれて目汁を誘います。
ここら辺りからニヤキュンでノスタルジックな気分に浸れるのだけでなく、おっさんでものめり込んでいけるような純恋なエピソードが増えていきます。{/netabare}
{netabare} 高木さんの歌姫:大原ゆい子さんも出演するOPで{/netabare} シーズン3{netabare} の幕が上ります。
夏祭りでさらに距離を縮めた二人の関係は、相変わらず微笑ましく進んでいきます。
しかし背後では、エピソード・シーン・セリフなどのひとつひとつに伏線がはられて重みが増していきますので観る方もますます引き込まれていきます。
一話目からしてそういうとこがあるので油断はできませんが、まぁ別に伏線回収する目的で観るような作品ではないので楽しんで観ればよいかと思います。
シーズン1・2と比較しても真ん中あたりのエピソードでも感動させてきます。
ハッピーエンドになることは”苦手なもの”で確定してしまってるのですが、ますます二人から目が離せなくなります。
”文化祭”での2年2組の出し物は、明るく元気な天然っ子・ミナ、真面目な空回りっ子・ユカリ、眠そうなクールっ子・サナエの三人娘が、プロデュースするお芝居=ロミ代とジュリ夫。
いつもはお笑いパートの三人も絡むし、浜口・北条ペアはチョロっと和ませてくれます。
お芝居での二人のアドリブは、田辺先生をも泣かすほどの好演技になりました。
眠そうでクールな月本先生が田辺先生に送る視線も温かいです。
脇キャラにもスポットが当たるこういう回って個人的にけっこう好きです。
その後の打ち上げで、アドリブのセリフを評する高木さんはガッツリ攻めてきてます。
鈍感な西片もそろそろ高木さんの気持ちに気づきつつあるのかな。
ラブコメ必須イベント“クリスマス”に二人は、クリスマス限定カップル特典付き映画[100%片思い]を観に行きます。
本来なら特典が欲しい100肩ファンの西片が誘うべきなのですが、カップルというのにこだわって誘うことができません。
高木さんも『好きな人と一緒にクリスマスを過ごしたい』との思いが強いせいか、勇気が出せずなかなか誘うことができません。
でも、高木さんのお互いのお勧めDVDを紹介するというファインプレーによって無事誘うことができました。
さすが高木さん!しっかりしろよ西片(笑)
映画館で、今度は西片の珍プレーで無事カップル特典をもらうことができました。
わざわざフェリーに乗って岡山まで出かけた甲斐がありましたね。
100肩は小豆島では上演してなかったのかな?
それともイルミネーションがたくさん灯る都会でカップル度を上げたかったのかな?
観終わったあとの街ブラで、映画のキュン子のマネをして西片をからかう高木さんが可愛いです。
しかし、最後に映画ではなかったセリフで、西片のハートを射抜きます。
で、そのタイミングでツリーのイルミネーション点灯、舞い落ち始めた雪、かぶさる歌姫の[サンタになりたい]・・・神演出です!
今回は西片も逆襲に転じます。
「いつも、手、冷たそうだったから・・・」と手袋のプレゼント。
ちゃんと高木さんのことを見ていたんですね。
高木さんの目も潤んでいます。
3回目の視聴ですが、私の目からも熱いものがこぼれ落ちてきました。
目汁が止まりません (TдT)
ブランド物とかでカッコつけるのではなく、相手を思いやるモノがいいプレゼントなんだと、中学生に教えられた素敵な回でした。
年甲斐もなくクリスマスが待ち遠しくなりました。
えぇ!西片がモテてる?
そんな”2月14日”のバレンタインデー。
登校した西片の下駄箱には3個のチョコレート。
高木さんのいつものからかいだと思い「高木さんめぇ〜」となる西片ですが、よく見ると文化祭の活躍に感化された後輩からのチョコでした。
鈍感な西片でも、チョコのことは高木さんに秘密にしてた方がいいと思い必死に隠そうとします。
いつもの高木さんなら速攻見破ってからかい攻撃に転じるとこですが、今日の高木さんはなぜかそうしません。
合間に三人娘と中井・真野ペアの和みコーナーを挟み、西片も秘密を打ち明けようと覚悟を決めるのですが、高木さんはあえて避けようとするぐらいです。
そして下駄箱チョコの後輩たちが西片の教室にやってきます。
西片は後輩たちに受け取れないとチョコを返します。
『おぉ!西片カッコえぇ〜!』と思ってたら後輩たちの勘違いってオチでした。
合間に今度は浜口・北条ペアが和ませてくれます。
高木さんにチョコを貰えなかった西片はトボトボと一人で下校し、いつもの神社で高木さんの自転車を見つけます。
その頃、高木さんは社殿の横で『チョコはやっぱり今日渡すべきだ』と決意して、西片にLINE・・・やなくRAINします。
近くで鳴った着信音に顔を向けるとそこに西片の姿が。
気まずい雰囲気を破るように、ポツリポツリとお互いの胸のモヤモヤを打ち明けていきます。
ヤキモチを妬いてた高木さんが可愛くて、おかしな言い方ですが高木さんの女の子度がどんどん増していってます。
最後に浜口がホワイトデーに北条に告白することを決意します。
それに西片も巻き込まれていくのですが、ヘタレ同士のこの二人、果たして告白することはできるのでしょうか?
高木さんへの気持ちに気づきつつある西片ですが、ホワイトデーは『こちらから仕掛けていける絶好のイベント』とその気持ちを振り払おうとします。
そこで高木さん攻撃に西片クエストを作って仕掛けます。
作戦はなんとかうまくいったようなんですが、親戚の結婚式に行ってる高木さんがフェリーの欠航のため”3月14日”中に、戻れなくなってしまいました。
告白しなくてよくなった、今日一日からかわれないで済むとニヤリとする西片ですが、やっぱり寂しそうです。
ちょっとしたアクシデントで西片クエストを手に入れた三人娘は、ウキウキと楽しみながら謎を解いていきます。
一方、北条に告白すると息巻いていた浜口ですが、北条もまんざらではない様子だったのに結局告白できず改めてヘタレということを自覚するのでした。
高木さんからの『午後の便で帰れそう』とのRAINに『じゃあまた明日』と返事をする西片ですが、木村が図書室に返却してきた本を見て高木さんの自分に対する想いに気が付きます。
走れ西片![風見鶏を見つけて]を背中に聴きながら高木さんを見つけるんだ!
たとえチョコのお返しを車に踏み潰されようとも、足がもつれてなんども転んで傷だらけになろうとも。
三人娘も陰ながら応援してるぞ!
一話目で高木さんが夢で聞いたセリフとは違うかも知れないけど、なんとか追いついて言ったセリフは西片にヘタレさを感じさせませんでした。
『ボロボロになってしまったお返しだから渡せない』と言う西片に、高木さんが「お返しなら貰ったよ。西片の気持ち・・・受け取ったから。ありがとう・・・」と応えて手をとるシーンは、陳腐な安ドラマのキスシーンなんか比べもんにならないぐらいのいいシーンです。
目汁のおかわりいただきました (TдT)
超早咲きの桜をバックに春の幕を下ろした二人は、[はじまりの夏]を感じながら中学最後の夏という{/netabare} 劇場{netabare} の幕を上げるのです。{/netabare}
映画館にこの作品を観に行ったとき、自分と同年齢ぐらいのご夫婦、30歳ぐらいの男性おひとり様、OLらしきお姉さん二人連れ、高校生なカップル、中学生っぽい三人娘など、性別・年令問わずいろいろな人を見かけて、あらためてこの作品の幅広い人気を感じました。
(リアルではこんな〈純恋〉って難しいから、高木さんと西片に思いを託しているのかな)と思いました。
かくいう私はそうなんですけどね(笑)