テングタケ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ついに最終章
何と言っても世界大会編を6話に詰め込むのは無理があります。おかげで物凄く総集編感があります。特に気になるのは世界大会編のハイライトとも言うべきドイツ編で、細かく端折られたせいで盛り上がりに欠けます。折角原作より早く登場して出番が多かったヘルガとキャサリンですが、肝心なところで見せ場が省略されてしまっています。
詰め詰めにした割には肝心なところでテンポが悪く、例えばユリシーズ戦では、右手が上がる→ピタッと時間が止まる→見開きでスペシャルローリングサンダー!!となるところが、間にうぉ〜とか叫んでいて台無しです。オルフェウス戦も振り返って間を空けずにジェット撃ってください。
あとブーメランスクエア、敵がクルクル回り過ぎでギャグみたいです。目にも止まらぬ速さで1回転してブッ飛んでいくからカッコいいのに。あとジェットアッパーの必殺パンチバンクwもカッコ悪すぎ。修羅の門のムガビかと思いました。
3期より作画は良くなり、1期2期で気になったスクロールのガタつきも改善されたのに、肝心のストーリーがイマイチ盛り上がりません。日米決戦から6話をこちらに回していれば…。
本作でとりあえず終了なので、日本ジュニア全滅です。原作知らなければ全員死亡の欝エンドです。いいのかそれで。
ギリシャ十二神編、阿修羅編、プロリング編はアニメ化されていません。あんまり原作人気が高いとは言えませんが、私は阿修羅編が大好きです。不死身の肉体を誇る獅子王に「不死身の人間など存在しない。命あるものは必ず滅ぶ。お前も私もだ。だが命を昇華した人間の一生は伝説となって永遠に生き続けるのだ。さらばだ獅子王」からの見開きで「影道・冥皇拳」には超シビレます。河井のエピソードも好きです。そしてそこからのプロ入りの展開は最高に燃えます。すべての漫画の中で最高峰と言ってもいいと思います。「この曲を闘いにゆく友に捧げます・熱情」とかボロ泣きです。
あ〜続きが見たいな〜。「テリオスとはまさかあの…」のセリフも聴きたかったです。ちなみに、アポロンの「ギャラクティカ・マグナムとはまさかあの…」のセリフはなぜか文庫版でも削られています。元々まさかあのは3回あったんですが、ポセイドンの1回だけになってしまいました。残念。アニメと関係なくてスミマセン。
というわけで、どなたか続編の製作を会議で提案していただけないでしょうか。稟議にかけろ!