nyaro さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
女の子の頑張りに感情移入できないと評価は低いでしょう。
きらら系です。なんとなく歴史の中に消えたアニメというイメージがあります。リアルでは見てなかったですが、話題になった気がします。さっき確認したら円盤も悪くないセールスだったみたいですね。
ストーリーは、部活立ち上げもの(〇人集めなきゃ―)です。女子のキャラデザはスタンプ絵ではなく、描き分けが出来ていました。ただ、キャラ設定はあまりに性格も家庭も病んでいるというかコミュニケーション不足というか、そういう設定が多すぎて個々の掘り下げのエピソードがパターン化されてしまっています。
友情物語も一つの軸になりますが、まあ、キービジュアルからいって展開に不安が一つもありません。ただ、この点は最後はちょっと工夫があったと思います。思いますけどこれも想像通りの結果になります。
普通部活の立ち上げとか先に職員会議とか校長の承認とかいるだろう?という疑問とか、問題のための問題が多すぎな気がします。一生懸命何かを乗り越えるという事を描きたいのだと思いますが、あまり乗れませんでした。
中学生設定はちょっと無理がある気がします。キャラの主体性や言動、部の立ち上げとかから言って高校生設定がしっくりきます。部活のウンチクやヨサコイのレベルアップの要素がなにもないので、テーマがなんの踊りでも一緒な気がします。
要するにキャラが頑張る姿と踊っている姿に萌えられるか、ですね。癒し成分はストレスが多くてあまりないです。ウンチクはほぼ無いです。テーマ性も無し。感動はキャラたちに感情移入していれば乗れたでしょう。後付けで醒めた目で一気見するのは推奨できません。
ということで、テンプレ部活モノ、萌え要素でストレスを乗り越える女子の頑張りサイコー、踊りもサイコー、なら一つのジャンルとして成立しています。作画レベルも高いです。
ただ、ちょっとでも見方が醒めると駄目です。私はちょっと合いませんでした。リアルタイムで見ていた人の評価は高いのかもしれません。
作画は評価できるし、キャラ造形は加点要素です。が、その分ストーリーで割り引いて、3は辛うじて超えるかなあ、という評価でした。