タイラーオースティン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
芸術は爆発だ
本編約30分の中に10本くらいの短編からなるオムニバス作品でした。
これほど数の短編を揃えたオムニバスというと、ロボットカーニバルあたりが思い浮かぶが、あちらが一つの作品に気鋭のアニメーターが作ったのに対して本作の場合は全て話が手塚治虫により手掛けられているのだから凄い反面、一つ一つが短い上に印象に残りづらいのが難点。
個人的にはボクサーと兵隊が印象的で、ボクサーがゾウだったのが何か風刺的なものがあるのかなと感じてしまったのと、兵隊はその描写といい、反戦をテーマにしていたのかなと感じてしまった。
また最後にそれぞれの作品のキャラが勢揃いして門を一緒にくぐる様子は熱いものがあり、万人受けはしないかもだけど、力作だったように感じました。