てとてと さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
45分の閉鎖空間SFホラーサスペンスOVA?露骨にB級、LILY-C.A.T.に見劣りする
キモい触手クリーチャーの精神攻撃で宇宙船壊滅したり、生き残った男女がクリーチャーに襲われたり抵抗したり。
【良い点】
安っぽいB級映画みたいだけど、描きたいコンセプトは明快で話が分かり易い。
宇宙探査船とかの舞台背景はどうでもよく、精神攻撃してくる触手クリーチャーのホラーサスペンス見せてくれる。
後半は宇宙船爆発のタイムリミットで焦らせつつの脅威に晒される展開で引き付ける。
クリーチャーの悍ましさやヒロインの可愛さなど絵的な要素は中々。
ヒロインは藩恵子氏、主人公は堀内賢雄氏など声優は豪華。
【悪い点】
安っぽいB級そのもの。
精神攻撃に晒されるキャラがモブ同然で、どうでもいいシーンが冗長。
殺し合いさせられるなどショッキングなシーンもアッサリ気味。
主人公ヒロインがロマンスしながら怪物に抗うのは定番ではあるが雑。
ラストも敵倒すわけでもなく拍子抜けで盛り上がらず。
宇宙船が舞台である事を作劇に全く活かせていない。
絵以外の演出は微妙、怪物が特に怖いわけでも、ヒロインが特に魅力あるわけでもない。
どうせB級ならH萌えとかあればまだ良かった。
【総合評価】2~3点
こういうのが好きな人ならギリ見れなくもない?
やりたいシチュエーション特化で内容はイマイチ。
tinzei氏の仰る通り、似た作品ならば翌年制作のリリィ・キャットの方が遥かに面白い。
評価は普通寄りの「悪い」