Bハウス さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ハイファンタジー英雄譚
フランス百年戦争を終結させたジャルヌダルクをベースに
基本的には錬金術師として賢者の石でユリスの研究していた
モンモランシ(ジ・ル・ドレ)の成長がメインに描かれている
第1話でエリクシルの生成ができる場所を探しに
モンモランシと学校の同窓生だった
シャルロット、リュシュモン・フィリップ達が
イングランド兵に襲われたシーンでその後の立ち位置を見せており
8話のエスカリボーグ探しの時に
ユリスの知識を持つ妖精アスタロトが
神々の時代から存在していたと見せたことで
賢者の石の暴走で神・エンリルが降臨するフックにするなど
シナリオとしては整理されていた印象はある
ただ時代小説を期待していると
あくまでもガワを被せているだけであり
第1話で河原に集まって桃園の誓いよろしく友達宣言して
エリクシルの生成で7年時間経過した時点で
3人のヒロインが立場上苦しんでいる様が序盤の展開
中盤は聖杯の兜を被ったユリスノワール(フィリップ)や
モンモランシの嫁として誘拐されたカトリーヌ
そしてジャンヌとモンモランシの愛憎劇にシフトしていく
グラスデールとユリスノワールの関係性は
敵キャラクターとしての魅力を見せてはいたが
他のサブキャラはバッサリ簡略化しているので
本来ラスボスとしてテラ子安なエンリルが
イキっただけの小物になってしまったのは残念
エンリルの未来予知で火刑に処せられることを知った
ジャンヌがそれでも世界を救うべく戻ろうと言うシーンが
見せ場にはなると思うけれど
他のキャラクターと被らないために
幼女にした分決意が軽く感じちゃった
ハイファンタジーとしてはそれなりに出来ているが
同じジャンヌをメインにしたフェイトアポカリプスの後だと
それこそゆるシーズなんだよなw