タイラーオースティン さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ストーリーには過度な期待はしてはいけません
アニメというより一つの芸術を見せられている感じの作品でした。
公開されたのが1962年。活動していた時期によって絵柄が変動する手塚作品においてアニメだと鉄腕アトム、漫画だと新撰組あたりですが、本作を見る限りだとポスターや人物の絵柄を見るとぱっと見、手塚作品ぽくないように感じる。ネズミが出てきてようやくそれっぽい感じがするのだけれど、個人的には後半での戦争の描写が一番らしさを感じました。もっとも、あのあたりは多少オブラートには包んでおりましたが、ピカソのゲルニカを意識していたのかな。
個人的にはディズニーのファンタジア(名作中の名作なので比較するのもあれですが)と比べると地味な上、ストーリーも分かりづらく、いささかキツいものがありますが、40分程度なので機会があれば見ておいて損はない作品だと思います