徳寿丸 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なんだよ、なろう系でもちゃんとできるじゃん
原作未読(2022.11)
冒頭はあぁ、このパターンかぁ・・・から始まったのですが、他の量産なろう系とはキャラの出来栄えが違います。全員、中身が伴うというのでしょうか、見た目はどこかで見たようなキャラではあるのですが、ちゃんとキャラ立ち(個性)が出てます。これは、監督平池氏の頑張りと声優陣の力ではないでしょうか。
別段、作画が綺麗なわけでもなく、戦闘シーンは3Dで誤魔化す(手抜きというわけではなく)感じでしたが、全然良かったです(元々、そこまで期待してないし)。お金を掛けない所はかけず、締める所はキチっと締めればありふれた「なろう系」でもちゃんと個の作品として楽しめると改めて感じました。
ほんと声優陣はいい仕事でした。内山さん、上田さん、秋元さん、飛田さん、そして・・・また悪い石田さん(笑)。
監督が真面目に取り組み声優陣が与えられた役できちんと表現さえできれば1クール無駄にする事はないのですね。
「ストパン」のルミナスウィッチーズは完成された世界観、、受け入れる土壌がありながらKADOKAWAの悪癖で有望なキャラアニメコンテンツを無駄にした事を反省してもらいたいです(しないだろうけど)。
個人的には「盾勇者」2期より全然良かったです。
私のツボ:あの耳のアンテナみたいなの格好いいんかな
Web原作最新話迄既読済(2024.3)
{netabare}ぼちぼち1000話(部分)近づいてます。一応本編?は終了してて後日談という形で続いています。書籍化の方も既に後日談に突入してますが、後日談と言う名の本編みたいなものです。
文章は特段読みにくくはないですが、熟語の使い方がやや曖昧で意味が違うんじゃない?と思う事もしばしば感じます。うーん、こういう所が好んで読む若い世代の方々に影響ないかなぁなんて思う所が散見されます。まぁ雰囲気で察してねって所だと思いますが、そこが「なろう」らしさなのかも知れませんね(書籍では校正されてるかも知れません)。
キャラは結構出てきますが、キャラ被りも含めてかき分けできていると思いますし、個性的だと思います。
アニメから入ると段々、主人公が別物(感情豊か)に変貌していく感じでしょうか。
バトルがインフレし過ぎてなんかそこはもう突っ込んじゃいけない気がします。
俗にいう「ハーレム」状態なのですが、一応パーティに男性(竜やら暗黒騎士やら)がいる事で全部女性かよ!という顰蹙は買い辛く工夫されてます。そして適度な変態を挟む事でうまくカムフラージュしてる気がします。なんせ自分がこの主人公は嫌いではありませんから(笑)。
原作読むとアニメの構成(端折る所、物語の繋げ方)って大変だなと感心します。割と齟齬無く繋げてる方だと思いますし。
個人的に、アニメは2クールでS級昇格までやれば、「盾勇者」1期位いい線いったんじゃないかと思うんですけどねぇ。ただ、やっぱあの耳のアンテナがなぁ(笑){/netabare}