Dkn さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
公開予定の映画「THE FIRST SLAM DUNK」に対する世間の反応
Youtubeの東映アニメーションミュージアムチャンネルにて
順次に期間限定公開していて 久々に観なおしています
あの頃の記憶よりもギャグ多めで賑やかでしたね
公開予定のアニメ映画
「THE FIRST SLAM DUNK」の情報が公開され話題になっていて
声優変更、OP.EDの起用、CGアニメ等の情報で
ファン達がTwitterなどで苦言を呈していました
《↓ファンの苦言》
・主題歌はWANDSが良かったなあ…今からでも変えてくれ
・The Birthdayと10feet??知らない!ZARD、WANDS、大黒摩季…
スラダンファンは90年代LOVEなのに…
・前売り券買わせた後に声優変更の情報出すなよ 買わなかったのに
・声優は変えてほしくなかった…スラダン世代のオッサンのオレにはそのくらい声が残ってる
・君が好きだと叫びたいとかでいいんだってば~~~
・緑川ボイスで「どあほう」って言って欲しかったー!
・なんでCGなんだ?名作なんだから手抜くなよ
・OP担当の人たちは原作を読んだことがないらしい 思い入れが無い人たちだ
《↓実際は》
The Birthdayは井上先生の好きなバンド
https://twitter.com/inouetake/status/237752878482223104
10-FEET(テンフィート)も1997年に結成されたバンド
忖度無しに作者が自身の作品に使いたいと思った音楽
staff:
キャラクターデザイン 作画監督/江原康之(『進撃の巨人』など)
演出/北田勝彦(『進撃の巨人』など)
CG監督/中沢大樹(『ONE PIECE FILM Z』など)
音響監修/笠松広司(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』など)
美術監督/小倉一男(『進撃の巨人』など)
CGだろうと手を抜いていない 理想を描かなければこれ以上ない布陣
キャストも登場人物に肉体年齢と声質が近そうな声優に
(Twitterで大塚明夫さんが呟いていたように
TVアニメの声優陣はいい仕事をしたというのは間違いない)
そして 監督 脚本/井上雄彦
“監督”と“脚本”
つまりテレビアニメ版ではなく作者の描く SLAM DUNK だということ
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数年前「漫勉」というNHKの番組がありました
ゴルゴ13の作者である「さいとうたかお」先生が
番組のMCである浦沢直樹先生と一緒に
【作品が『読者のもの』になる】ことについて語っています
さいとう先生が自分で描いていないという都市伝説に対して
「わたしが作者だと思ってないんじゃないですか」と冗談交じりに言い
「自分に権利がなくなってくる」という話になります
作中の人物が勝手にやっていることだから と
現実と漫画との区別がつかなくなるファンもいるようで
キャラを作中で殺すなら お前が死ね とも言われたとか
そして番組の最後にこう仰っていました
「新しいものを描きたい」という意識は 常にありますよ
でも(作品は)わたしのものじゃなくて読者のものでしょう
「わたしがやめたいのなんの」ってことは言えませんよ
自分が勝手にやすむ というのができないのが仕事ですから
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作者が「読者のもの」であるというプロ意識を持つのと
読者が「読者のもの」と権利を主張するのでは意味が変わる
これを読んで井上先生にプロ意識が無いだなんて
結論に至る人が居ないことを祈っていますし
井上先生の新しい試みが どの様な結果になるかはわかりませんが
いちファンとして 心待ちにしています
余談:
実写デビルマンのプロデューサーだぁ!!〇せぇ!!!
という書き込みだけは少し笑ってしまった
湘北の不安要素→実写デビルマンPは笑うって