「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.8
感想・評価
1963
棚に入れた
9970
ランキング
185
★★★★★ 4.2 (1963)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ケーキ、ケーキ、まぁるいケーキ

『魔法少女まどか☆マギカ』劇場版三作目。
視聴者を中心に考えると、テレビシリーズ、あるいは、劇場版の前2作の後の話です。
前作のストーリーが前提となった、一応、パラレルストーリーで、前作までをテレビシリーズか劇場版で、事前に視聴しておく必要があります。

前作までで正直続編を作る余地はないくらいに完成されていて、どう続編を作るのだろうと思いつつの視聴でした。
序盤、ストーリーは謎だらけです。
鹿目まどか、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子たち魔法少女が、怪物「ナイトメア」から守っている街、見滝原市。
ある日、まどかのクラスに魔法少女である大人しい女の子・暁美ほむらが転校してきます。
とても仲の良い5人組、歌って踊って怪物退治、マミのお友達であるお菓子の魔女、とても幸せで、何一つ問題のない日々。
視聴側からしてみれば違和感しか無い光景です。
時系列のどこかの部分か、あるいはパラレルワールドか、はたまた誰かの夢の世界か。
クエスチョンマークだらけの幕開けの中、ほむらが最初に違和感を感じ、今の世界の正体を探る展開です。

徐々に謎が解き明かされてゆく構成になっています。
序盤は謎だらけで、その原因もやや複雑ですが、展開はわかりやすいです。
ストーリーには強引なところがあり、無理を感じるところもありましたが、納得のいく終わり方になっています。
ただ、ラストはどちらかというとバッドエンドで、個人的には後味の悪さを感じました。
前作もですが、そこは視点、考え方によって変わるところかとも思います。
このストーリーの結末は、人によって捉え方が分かれるような気がしました。

前作以上に演出や音楽には力が入っていて、本作は日常風景すらも異世界感があります。
正直なところ演出過多ではないかと感じる部分もあって、場面がうるさく感じることもあります。
比較的評価の良い作品ですが、私的にはラストもすっきりしないこともあって、前作で完結でよかったんじゃないかな、と思ってしまいました。

投稿 : 2022/11/02
閲覧 : 187
サンキュー:

7

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