いるかん さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
1話だけでツッコミが大渋滞。ギブアップ
正直、つまらないとか面白い以前に、カオスが過ぎました。
予備知識すらなく見ようとしたため、「新しいタイプのスーパーロボットものかな?」とちょっと期待してた分の反動もあわさって、被害が拡大した感じです。
強引にまとめるとすれば、「さすがレベルファイブ」というところでしょうか。
これが小学生向けなら「大人が否定することじゃない」と思えるんですが、テレビの放送時間帯は早い地域でも22時。下手すれば深夜帯。ゲームとのメディアミックスと聞いて、CEROレーティングもまさかのB(12歳以上)。
予測される視聴層と、アニメの子供向け(というか、子供だましレベルのひどさ)感があってない。
さすが、日野ガンダムとニノ国でいろいろ話題(問題?)を提供した制作陣。
私には眩しすぎて目眩がするため、視聴はギブアップします。
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以下は「本当にツッコミどころが多い」というエビデンスです。
・主人公の「ヤマト」が、「ムサシ」に乗る、ってだけでも、第二次大戦時の戦艦名を知っていると既にややこしい。
・主要キャラの顔がことごとく「目の位置が低い子供顔」なのに、等身が高めで常にアンバランス。
さらに主人公の乱暴なセリフ(「死にたいのか?」「シャバの空気はうめえ」等々)はキャラの顔のせいで、「厨二病全開かよ」とすら思わせるアンマッチさ。
・ツインテール風で低身長の陰キャ系不思議ちゃんキャラ(アーシェム)が、憑依対象として高身長の容姿端麗だけど少し親しみやすさもありそうなお嬢様風キャラ(明日菜)に憑依する直前に、アーシェムから相談された護衛役(サーザント・エボル)の回答。
「彼女ならアーシェム様のイメージにピッタリです」。外見を考慮しないイメージとは?
・幼馴染がくれた食事を食べるシーン。
左右の手で掴んでいたサンドイッチやおにぎりを最後に口に押し込む時、食べ終える時には必ず開いた手のひらが口に当たる不思議さ、あるいは画力の拙さ。
・主人公を殺害する方法として「背中からナイフを差し込むだけ」と言っていた、憑依中のアーシェムが、いざ事に及ぼうとする段になって、全力で両手でナイフを振りかぶる。刺すのに?
・そしてその殺害はかなり重要なことらしいので、周囲に人もいる商店街らしき場所なのを気にせず堂々と実行しようとしたのに、「主人公に背を向けた状態で声をかけた人物」の登場だけで、「主人公の名前を呼んでいたわけでもないのに」殺害をやめてしまうアーシェム。
・その後、ケンカ仲間と一緒に、裏路地に連れ込まれてロボットと戦わせている最中にメガネ君が「あれれぇ?ケンカのプロである大和くんが」云々。
煽るにしても、高校生相手にケンカの「プロ」って効くのか?
・ロボット共が、自分たちの攻撃を分析して対応するため劣勢に追い込まれた主人公。打開策として「音楽にあわせて戦おう」とケンカ仲間に提案する。
言うなればメトロノームのテンポに合わせて戦うようなもので、人間よりも機械が得意そうに思えて、とても疑問。
・まさかの作戦(というよりかは、拾った2本の鉄棒)が功を奏して、煽り前に6体いたうちの5体を倒す主人公とケンカ仲間。それでも、最後の一体が手強い。
→主人公は起死回生の一手として、パルクールも真っ青な跳躍で、周囲のビルの3階ないし、4階くらいの高さに到達してから自由落下。
→落下する速度か質量を活かす…かと思いきや、「ロボットの首付近で二本の鉄棒を交差させるだけ」で頭を吹っ飛ばし勝利。
(一応私自身としては、アクションは特に外連味があっていい要素だとは思う方なんです。子供向けなら余計に。でも…)何のために飛んだ?
以上、ここまで開始から12分弱。オープニングを除くと10分強の間に発生したツッコミです。。。
他にも「メガトン級ローグ…、ローグっていくら他の意味を持たせたとしても、悪党やならず者のrogueの印象が拭えない」とか、「AIBOもどき、いる?」とかありましたが、序盤のラッシュに比べたらかわいいものでした。