ハルギウス さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
神物語
化物語→偽物語→猫物語(黒)を経て視聴しました。
「いや…これは伝説でしょ…笑」と観終わった後に心で繰り返していました。各物語ごとに感想を書いていきます。
・猫物語(白) つばさタイガー
一人の少女が、本物ではなく人物になる物語。
やばすぎ。神エピソードのさらにその先へ到達してた気がします笑笑。(黒)をこれの直前に見ていたこともあってやはり羽川の心情が非常によく理解出来ました。「なんでもは知らないわよ、知ってることだけ。」が体現されてしまったガハラさんとの朝食トーク大好きです。そしてなんと言ってもクライマックス、完全に忘れかけていた妖刀持ち阿良々木さんの登場、遂に言えた心が全焼するほどの想い、苛虎と向き合い傷つくことができた羽川。すべてが圧巻でした。エピローグも羽川の成長、前に進む姿に心打たれ視聴後は数十分放心状態になりました笑笑笑。本当に大好きな作品です。
「誰もが毎日当たり前のように口にする挨拶、だけどもそれは、私にとっては生まれて初めての言葉だった。」
ーーーーただいま。
・傾物語 まよいキョンシー
宿題を終わらせようとしたら世界が滅亡した物語。
一緒に見た友だちは「いやこれ忍物語やて笑笑」と漏らしてしまうほど、忍が軸になっていた話でしたね笑。しかし振り返ってみると、大人八九寺、ロリ羽川、制服忍、忍野からの手紙、全盛期キスショットなど、情報量過多であったことが明白ですね最高です。特に忍野からの手紙のシーンでは、彼の有能さと最強さが溢れだしていて興奮したのをよく覚えています。物語シリーズの中で八九寺(ロリ)が1番好きなので、最後にちゃんと登場していつも通りの会話をしてくれたので安心しました笑。(opの「Happy Bite」は外出するとき必ず聴いてます。)
「でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね。」
・囮物語 なでこメデューサ
口に化物を入れたことで少女が神様に就職する物語。
タイトルは西尾維新先生のセンス全開です…。冒頭から「暦お兄ちゃんなんて大っ嫌いだよ!!!!」と言い放ち阿良々木さんを串刺しにするのはなかなかショッキングで脳が追いついませんでした。化物語からずっと溜めていた想いが最悪の形で爆発、セカンドシーズンでのラスボスへと変貌する撫子の姿は「あーあぁ…」と声を漏らしてしまうほど衝撃で切なくもありました。エピローグで語られた予告編は、実現しなかったものの主要人物全滅ルートを見せてくれたのもまた絶望でした。(忍よりも強いんか…あの蛇髪娘…)
「カミングスーン。…神だけに(笑)」
・鬼物語 しのぶタイム
童女、幼女、少女とキスをしたイタリア男の物語。『くらやみ』の出現によって明かされる忍の過去が屏風絵のように展開されていて非常に趣深かったですね。…いやいやそんなことよりね、問題はこの物語のラストなんですよ…。八九寺との別れ。前述した通り最推しである彼女の消失はほんっっっっっっとに耐えられませんでした…。まよいマイマイでは「あなたのことが嫌いです。」って言っていた八九寺が最後は「大好きでしたよ、阿良々木さん。」って言うのがもう、ガチでやばかったです…。正直、号泣の限りを尽くしたって感じでした笑笑。(裏で流れてる「帰り道」の破壊力が…ぁぁぁぁぁああああ)
「失礼…噛みました…。」
・恋物語 ひたぎエンド
詐欺師が神様とパパ活する物語。
貝木が語り手の時点で最高なのにあんな完璧で圧巻な『騙し』を見せられてしまえば、誰だって魅せられてしまうものですね。ガハラさんからの依頼に応えるために必死に理由を探してNoだNoだ繰り返す貝木、余接ちゃんのピースピースにイライラしてる貝木、クローゼットを10円玉で開けて金の大切さを教えてくれる貝木、すべて大好きです。特に金が好きな理由を千石に伝えるセリフがすごく心に残っています。そしてそしてまたしても衝撃のラストでしたね…。これだけ貝木の株を急上昇させておいてから、蛇切縄事件の結末の伏線をここで回収。完全に忘れていた伏線だったので、「構成すごすぎやろ」と鳥肌たちまくりでした。
「それでいい。信じるな、疑え。」
本当にすばらしい物語たちでした。シャフト制作で良かったと心から思える作品です。というわけで今から5週目、見てきます…笑。