蒼い✨️ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
変わらないもの。
【概要】
アニメーション制作:SILVER LINK.
2018年8月25日に公開された71分間の劇場版作品。
原作は『月刊コミックアライブ』にて連載されていた漫画作品。
著者は、あっと。
監督は、川面真也。
【あらすじ】
夏休み。日本のとある田舎の旭丘分校の小・中学生の女の子らは、
いつもどおりに長閑(のどか)で賑やかだった。
最年少の小学生である宮内れんげの姉で教師である宮内一穂が、
後輩の加賀山楓(駄菓子屋)が運転する車でデパートに向かうところに遭遇して、
乗らせてもらう子どもたち。途中で、分校最年長で越谷家の長男の卓を拾って、
いつもの全員でデパートへ。買い物を楽しんだりしてのついでの福引で、
卓が特賞の沖縄旅行4人分の旅行券を当ててしまう。
追加5人分の旅費を一穂らの自腹で仲間外れなしの9人で沖縄旅行へ行くことに。
いつもの田舎での日常と少し違った彼女らの沖縄での姿。
「のんのんびより」の特別編の始まりです。
【感想】
このアニメの存在意義ってなんだろうと思うと、
重たい料理ばかり食べてると、さっぱりしたもので口直ししたくなる箸休め的なもの?
架空の田舎の可愛い少女らの日常を眺めているだけでファンは幸せであって、
それが居心地が良くて癒やし的な効果を持つ環境ビデオみたいなアニメ。
それが今回は、普段の田舎から離れた話。
原作6~7巻の46話~51話で沖縄に行ってホテルに泊まってリゾート地で楽しんで帰る。
ただ、それだけの淡白なエピソードを映画館でそのままだとマズかろうと思ったのか、
ホテルから民宿に宿泊施設を変更して、
その民宿の娘である中学1年生の、新里あおいというオリキャラを使って、
彼女と交流させることで良い話にして、ひと夏の出会いと別れの感傷を加えたストーリー。
地方観光アニメとしては弱く、キャラが居る場所でなくて人のふれあいを重視した、
いつもどおりの、「のんのんびより」
TV版から変わらない魅力はファン向けのムービーとして、これはこれで正解なんだろうなと。
ただ、自分としては薄口過ぎて物足りなかったのですよね。
この映画はあくまでもTV版の延長。映画館でわざわざ見なくても良い。
ストーリーも表情の作画などのクオリティもサブスクで十分事足りる範囲内。
特に、キャラの表情が人形的・記号的すぎるのが今回は気になりました、
ずいぶん久しぶりに、このシリーズ作品を見たのですが、
キャラクターに対する強い愛情がないとあまり面白くはないかなと?
自分が好意とかが薄まっていて、映画でもそれが蘇ってこなかったこと。
普段見てるアニメや巡り合わせなどで作品に対する印象が変わってしまっていて、
今回は、昔に感じた1期や2期での作品に対する楽しいがあまり出てこなかったのですよね。
3期の、「のんのんびより のんすとっぷ」を観れば、
そっちではまた別の感想が出てくるかもですが、
この劇場版作品単体では、それほど強い魅力を感じられませんでした。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。