fluid さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
微妙な人間関係が複雑すぎて、おそらく100回見ても飽きません
これと言ったストーリー性が無いのになぜこんなに面白いのか?
まず基本的に心理操作、心理描画が中心のアニメなんですよね。
敵国を殺しに頼らない手段、心理操作で平和的に解決するのが目的なので、必然的に人間関係をどうやって目的へと導くのかというストーリーになります。
なので目的がはっきりしていて先の展開がハッキリしている。
なのに登場人物が誰一人として普通じゃないので予想が付かない方向へと人間関係がずれいく。そして必死に修正しようとするロイド(笑)
こうあるべき展開とそれをシュールに裏切る展開、、2つの展開の対比がとても面白く感じます。
どのキャラも好きですが、
まずアーニャはすべてが意味不明すぎて見てて飽きませんし顔芸やガニ股歩きなど細かい設定がシュールで面白すぎですね。
ダミアン君は父親との関係がどう転ぶのか先が見えませんし、尊敬や不安や努力など複数の感情が入り混じってる感じがアニメBORUTOのボルトを見てるよう感じで面白いです。
ベッキーは辛辣できつい言葉が目立つけど本人は悪気が一切なく普通に良い子なところがシュールです。
担任の先生は日々ジェントルを目指してるのにそれを完全に無視するアーニャたちとの対比が面白いです。
ヨルさんとユーリは笑顔で鈍感な殺し屋&秘密警察でキャラはおもしろいのですが、心理面の変化があまり見られないワンパターンなのであまり面白くは無いです。わき役としてはいい味出してます。
最終話で登場したダミアン君のお父さんもキャラが濃かったですね。
ロイドが必死に探りを入れようとするけど
ムンクの叫びみたいにな表情と笑顔の2パターンがころころ切り替わるだけで何を考えてるのかまったく分からない(笑)
ロイドを見透かしてるのに気づいてないふりをしてるだけなのか?とさえ思える濃いキャラなので先の展開が楽しみになりました。