ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
青井は考える葦である
四国の田舎の中学でサッカー部に所属していた青井葦人。
ユースチーム監督の福田達也に才能を見抜かれる。
青井はユースのセレクションを受けて合格。
プロを目指して、ユースから這い上がろうと頑張るのであった。
今までのサッカー作品だったら、学校の部活でしたね。
高校選手権などの全国大会もあり、描きやすかったのでしょう。
本作品は、下部組織であるユースチーム。
マニアの人だったら若い人を応援するかもしれませんが、まだまだ一般的に馴染みが無いです。
それでも、サッカーのプロ選手になるには、選択肢の1つ。
部活以外の道を作った事には好感が持てました。
サッカーには戦術があります。
点を取らないと勝てませんし、点を取られなかったら負けません。
攻守のバランスが大事。
勿論、個人技がある事は大前提かなぁ。
青井の成長過程について。
青井は井の中の蛙だったのでしょう。
東京のプロチームのユースに入団して、自分の力の無さを実感します。
でも、グラウンドを俯瞰できるという、チート能力の持ち主でした。
これは練習では身につかない天性の才能。
その才能を活かせるために、フォワードではなくサイドバックへ転向。
福田は、最終的には司令塔にしたいみたいですが、青井は、まだまだ未熟。
攻守に忙しいサイドバックというポジションで学ぶ事が多いのかもしれません。
本作品のラストで、青井はBチームからAチームへと昇格します。
当然、レベルも上がります。
近代サッカーでは、重要視されるサイドバック。
運動量・プレーの質・対人の強さ・カバーリング・クロスの精度などなど……
小さな事でも失点に繋がりますし、得点にも繋がります。
青井はサイドバックとして輝く事ができるのか。
NHKの放送枠なので、2期はありますよね。
期待して続編を待ちましょう。