「シャインポスト(TVアニメ動画)」

総合得点
71.2
感想・評価
141
棚に入れた
328
ランキング
1402
★★★★☆ 3.7 (141)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.4
音楽
3.8
キャラ
3.6

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

輝き

アイドルアニメですね。
最近、アイドルアニメって増えましたよね。
こちらもその作品の1つです。

あまり売れない小さなステージでライブを頑張る3人のアイドルのティングルス。
やる気はあるけど人気が追いついて来ないグループです。
そんな彼女達は解散を言い渡されます。

回避方法は3ヶ月後の1周年記念ライブで会場を満員にする事!
その為に、マネージャーとして選ばれた青年の
彼には1つ特殊能力がある。
それは嘘を見抜く力があるのです。

そんな彼はその力に悩みを感じていました。
人は本音と嘘を使い分けます。
嘘じゃなくてもお世辞とかも嘘にカウントされてしまう為に、彼にとって他者の言動は本心か嘘でしかない。

嘘が解るって辛いですよね。
言葉を聞く度に傷ついてしまう……
正直メンタルが持たない……だから彼は最初はマネージャーを断るけど、真にアイドルに向き合う女の子がいました。

青天国 春

唯一輝かないアイドル
マネージャーは嘘をついた人間は輝いて見えるのですが、彼女はアイドルへの意気込みやマネージャーをして欲しいって気持ちに一切の嘘がないから、だから輝かないアイドル。
それはアイドルに対する向き合い方に嘘がなくて、彼はそんな彼女に惹かれてマネージャーを引き受ける。




玉城杏夏

彼女はトラウマがありました。
以前のライブで彼女のセンターで新曲披露で頭が真っ白になって歌詞を忘れてしまう。

杏夏自身もセンターには興味があったけど……怖かったのです。
1度大きなミスをしてしまうと同じ事をしようとすると心が恐怖震える……また、同じ事になったらどうしようと……乗り越えないといけない事と知っていても、簡単に切り替えることは出来ない……だから彼女の勇気を持てない気持ちも痛い程にわかります。

それでも彼女は自分に何かが足りたいと思った学生時代、アイドルのライブを見てアイドルが自分にとっての特別な存在になる。

「自分も特別な人間になりたい」と自分がそう感じられるアイドルに出逢えたから。
自分も誰かの特別な存在になれたらって、自分が感じていた違和感を埋めてくれたアイドル。
そんな自分の様な人達の特別に自分もなれたらって。


杏夏は言います「ティングルスは春がいるからこそ成立しているグループ」

チームに置いて誰かが居るから成立するなんて事はありません!
グループなんです!グループなら全員が居るから成立するし、全員が居るからグループの色がでるのです!

杏夏「私には平凡な才能しかない」

誰もがそうです!
平凡な才能が殆どです!
でも、それじゃダメなんです……平凡な才能だと自分の才能を押さえつけて、平凡だから自分に出来ないなんて思い込む為の理由にして踏みとどまるなんて……自分の才能を開花させてあげられるのは最終的に自分自身です!

杏夏「目を引く魅力なんてない」

これは私は違うと思う。
しっかりファンが居るし、今の事務所にもスカウトされたのは魅力があるからじゃないでしょうか?
彼女の場合は熱心なファンもいてくれてるし、しっかり周りを見てあげて欲しい。
誰かの応援してくれてる気持ちを、目を引く魅力がないなんて理由で気づかないなんて、きっと応援してくれるファンは寂しいんじゃないかな?

結局……
多分、プロのパフォーマンスとしては歌詞を飛ばすなんてあってはいけない事だしステージ関係者など沢山の人に迷惑が掛かったり後から厳しく注意されたりするかもしれません。

でも、完璧な人間は存在しません。
案外、それでも最後はファンは理解してくれると思うんですよね。
彼女にも熱心な女の子のファンが居ました。
彼女はずっと聞きたかった杏夏がセンターで歌う曲が聞きたい。
握手会で無剥きになって気持ちを伝えようとするくらいに。

でも、最後はセンターとしてトラウマを克服出来ました。
やっと彼女は1歩踏み出せたのですね。
そうして、少しアイドルとして何か成長した気がしました。

そうして、ティングルスに1日店長の話が来るけど、杏夏が選ばれる。
彼女がセンターで踊る姿を見て店長がファンになったんだって♪
あるじゃん♪目を引く魅力♪


聖舞理王

彼女はなんだろ?
ファンが少ないのかな?
チケットが1人中々受け取って貰えなかったり……握手会しても1番先に列が途切れるのは彼女で………
で、少しパフォーマンスも苦手で、それでも必至に頑張って、1番努力家かな?

でも、努力するだけで人気は上がらなくて……
それでも、自分が出来る事を探してチラシ配りしたりして、新しいファンになるかもしれない人に見てくれるのが自分じゃなくても、メンバーの凄さとかを訴えて、2人をみてくださいってチラシ配れたり、優しい子だなぁ〜頑張り屋だなぁ〜ってのが第一印象ですね。

ただ、彼女は自分に自信が無さすぎるかな?
彼女は言葉は偉そうだけと、その言葉は去勢で自分に自信をつけようとしてるかのように見えました。

偉そうにセンターに立候補したのにセンターに選ばれると否定しちゃうw
彼女の虚勢は弱い自分を隠す為の皆に心配を掛けないようにする為の彼女の精一杯の武器だから……

彼女はセンターになりたくないと逃げ出してしまう!

彼女はアイドルのライブで、アイドルの凄さに魅了されてアイドルを目指した。
誰の力になれる!誰かに元気を与える事が出来ると思いアイドルになった。
それでも、アイドルの道は厳しく……ダンスが上手くいかない彼女の選べた唯一の道。

それが、虚勢を貼り自信があるように見せかける事、笑われてバカにされても仲間に心配させないようにと……

本当はダンスを教わりたい……それは彼女にとってはメンバーに迷惑をかける事を意味する……自分が下手だから、その時間を自分達の為に使ってほしいから誰かに教えてとは言えずに……

でも、マネージャーに元気付けられる。
「何も持っていない人がアイドルになれるわけがない。」
アイドルになれた理王には誰かを助ける力を持っている。

観客は理王には特に期待していない。
だから、理王がセンターで歌う事に唖然となる。

私は素敵な舞台で彼女は歌えたのではないかと思いました。
周りが誰も期待していない。
だからこそ理王のイメージを覆す事が出来るし出来た時の衝撃が大きくなる。
プレッシャーが凄い分成功した時の感動も凄い。

何より理王の凄さを知っているからマネージャーは彼女にこのステージを与えたのでしょうw
最後は虚勢の仮面も剥がれてステージで泣きまくりw
よく頑張ってたなぁ〜って少し感動しましたw


TINgsがまだ未完成なユニットであり本当のユニット名は大文字のTINGSが完成系だったのはビックリしました。
アレだけデビューしてライブしてて実はユニット名は未完成でしたってwww

さて、それには2人のアイドルの存在がありその雪音と紅葉……
2人は元々TINGSのメンバーだったそうで、分裂した時にユニット名も少し変わった。

しかし、分裂のきっかけは……
突然の事だった。
2人は理由も言わずTINGSを脱退する。
そこで、マネージャー達は2人を連れ戻そうとする。

この2人はTINGSに戻らないの一点張り。
言葉も厳しいけど……それ以外は優しくて、実はメンバー思いな1面もあり最初は脱退理由が全然解らずでした(*꒪꒫꒪)

雪音はTINGSに戻りたいけど、その半面頑なに戻らないと言う紅葉……原因はハルでした。
1度も全力でライブをしたことが無い青天国 春……
彼女は「私は、全力でしてるよ」って言った春が初めて光った。
嘘をついたら輝いて見えるマネージャーの能力に彼女はそう映った。


祇園時 雪音と紅葉

雪音はリーダー気質。
自分には女優の経験があるからこそ見える物がありメンバー、一人一人をしっかり見る事が出来るし練習メニューもしっかり考えている。
彼女は本気だった……だからこそ……許せない。

紅葉は雪音がカッコよく振る舞う演技をしていた事を見にく観察力がある。
彼女は雪音の理解者だった。
そんな彼女はハルの演技を見抜いた……ハルは本気をだしてなかった。

そんな2人はハルの秘密の個人レッスンを目撃してしまう……
それは驚く程別人だった。
練習では、そんなに下手ではないけど上手ではないレベルだと思われたハルはそこにいなくて……
そこにはアイドルとしてレベルが違うハルがいた。
人を魅せるアイドル。

その姿を見た雪音と紅葉はショックをウケる……
社長からハルが本気を出さない理由を聞く、ハルが本気をだしたらレベルが違いすぎる……だからハルは本気を出さない……
メンバーが、自分との差に絶望して傷つかない様に……

だから、2人はライバルとして彼女を本気を出させる為にグループを抜けて雪文字を結成したのです。

これはショックだね。
多分、雪音は本気だった。
全員が本気でアイドルに取り組んでいると信じていたから頑張ってこられたのだと思います。


で、ハルの本気を出さない理由ですが……
正直、私は理解出来なかった。

彼女は友達のレンとアイドルオーディションを受けて2人とも合格し、アイドルとしてのデビューの為に行なわれたセンターオーディション……圧倒的な実力差でハルがセンターに決まる。

その後、彼女は見てしまう。
レンが一人で泣き崩れている姿を……ハルはアイドルを辞める

そんな彼女は今の事務所に入る条件に「今は本気を出さない条件」で契約します。

本気を出したらきっとまた皆を傷つけて全部失ってしまう……だからTINGSが自分と同等レベルになるまで本気を出さない。

私には、ハルの気持ちは理解出来ないかな……
それだけ大切なグループがTINGSってのは解るけど……

正直、ハルが友達を傷つけたオーディションですが……オーディションってそうですよね?
選ばれるのには限りがある。
センターなら1人。

圧倒的な実力で掴み取った?当然でしょう?
その為に沢山練習してるんだよね?

実力が足りなかったから落ちた?当然でしょう?そんなのは全員理解してる。
そりゃ、落ちたら泣くよ……涙はそれだけ頑張ってきた証だよ。

けど、レンがわざわざ別室で泣いたのは、その姿を見せたくなかったから……
彼女は傷ついてないと思います。
傷ついたよりショックって感じかな?
彼女は「私もハルみたいに上手になりたいよ」って泣いてました。

自分にはその実力がまだない。
そんな悔し涙です。
それを見て傷つけたと思ったみたいですが……
結局はただ、ハルがそう感じた思い込みではないでしょうか?

正直、ハルがアイドルを辞めるって……
どうなの?
レンからすれば溜まった物ではありません。
辞めてたからセンターオーディションをもう1回しますってオーディションして合格しても喜べないかな……

TINGSメンバーにとってもそうです!
結局、杏夏の言う様に信じて貰らえなかったと思われても仕方ないレベルです。
本気を出せない理由な自分達のせい?それはメンバーを見下してるのと同じです。
本気を出したら傷つく?勝手に決めるなよって思いますよね。
寧ろ、そうして気を使われる方が傷つくよ。

実力差があるなら実力差を埋める努力をすればいい!それが、簡単じゃない事も解ってる。
けど、上手いならアドバイスして欲しいって思うよ。教えてほしいよ!
そうして、頑張っていく事が大切なんじゃないかな?

でも、このエピソードでTINGSがギューと引き締まったのが解るエピソードですよね。

5人での初ライブの時は怒ってました。
当然です。
本気を出せなかった理由にされたり、守らなきゃいけない存在にされていた。
同じステージに立ってるのに。
だから、当然の反応。

ライブでのトークはお客さんに気持ちを伝える中でハルにも気持ちを伝えてくれました。
その言葉や表情は凄く優しくて、ハルは優しい子だから1人で背負い込んでしまう。
そんな彼女に優しく伝えてる気がする言葉でした。

ライブ後は心強い言葉がありました。
ハルの全力は凄かった。
全員が息を切らす程に消耗する。
けど、ハルは動じません。

多分、メンバーは自分達のパフォーマンス。
ハルに比べたらまだまだだったと思う。
やっぱりレベルは違う……けど!彼女達はハルに食らいついてきました。
彼女達のパフォーマンスは証明です。
私達は成長出来るんだ!頑張ってるんだ!実力差なんかで傷つかない!
その証明はライブの後の彼女達の姿です。

彼女達はの言葉は前向きでした。
まだまだ成長出来ることを感じました。
少なくともハルと同等までは成長できる!
前向きな言葉がメンバーから出てきてましたね。

ハルはそのパフォーマンスと言葉を信じる事にしたのだと思いました。
TINGSの1歩目ですね。


【ハイレイン】

ハルが以前所属していたグループで友達のレイがリーダーをしている人気アイドルグループ。

レンがハルを連れ戻しにくる。
自分達は1から鍛え直した。
ハルと一緒にステージに立てるレベルまで。
だから、迎えにきたと……

多分、レンは気にしたんだろな……
結果的に自分の実力不足でハルが辞めたのだと……だからハルに帰ってきて貰いたくて頑張った。

そして、ハルと一緒にアイドルをする。
そう約束していたみたいでそれを果たそうと……
レンって、ハル以外には当たりがキツイけど、毎回、お土産持っていったり律儀ですよね。

ハルが去ったのは自分に実力がなかいからだと思い込んで居たんだろうね。
だから、約束を果たさなかったんだって……

でも、ハルの「ハイレインには戻らない」って言葉聴いて私は少し安心したんです。
TINGSの皆の気持ちがしっかりハルに伝わっていたのだと安心しました。
「もぅ1度本気出してみようかな」と思えた場所。

そして、次のライブでレンと1つの約束をします。
TINGSのステージでレンにTINGSを認めさせると言う掛け……認めて貰えなければ、ハルをハイレインに連れ戻す。

その一方で、杏夏が悩み初めます。
レンから「…………間違えない、ただそれだけ」と言われたからです。
他のメンバーは長所があるけど自分には目立った長所がない……それはアイドルとして自分が目立ってないと言う事……

「間違えない事」は私は羨ましいかな?
それって長所じゃないかな?
間違えないのは裏を返せばパーフェクト。
ずば抜けた才能ではないしわかりずらい武器だけど、磨けばパーフェクトにもなれる可能性を秘めた才能に私は思いました。

そして、間違わない彼女にマネージャーが提案したのは……
なるほど、そう来ましたか、確かにこれなら活かせますねw

要するに、黒子のバスケの黄瀬涼太のパーフェクトコピーみたいな感じにハルをコピーする。
覚えた事を間違えない彼女だから出来た技ですね。
6人になったしダブルセンターはいいですねw

さて、LIVEなんですが……
短すぎません?
なんだろ?最近のアイドルアニメにしたら少し短いかな?
一昔前ならこのくらいのライブシーンでも違和感ありませんが、最近は1話の3分の2くらいライブシーンを入れてるアニメも多いし、私は音楽も好きなので、バンバン音楽を流す1話を使ったライブシーンって好きなんですよね。
だから、ライブシーンは物足りない……
全13話にしてでも時間作って欲しかったなぁ。

ただ、キャラも衣装も可愛いし曲もいい。
ライブシーンも動いてたし楽しい。
特に最後のステージは力入ってたしよかったけど、最後のライブシーンが短いのが残念かな……
このライブを目標に頑張っていたのだから、そのライブを思い切りして欲しかったかなw

でも、素敵な作品です(੭ ›ω‹ )੭

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 152
サンキュー:

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