退会済のユーザー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
天才的なキャラのデフォルメ力
「かっこよく見せる」の究極とも言える作品。
「リアル」というより、「理想をリアルに描写する」だな。
荒木先生はそこが上手すぎる。
特にこの五部が大好き。
作画監督の芦谷さんノーギャラやで?
それでここまで愛の詰まった作画をしてくれるのって本当にすごい。個人的にお金投げたいレベル。
内容としては、多少頭を使う能力バトルという感じ。
そして緊張感があってアツい展開だらけ。
話の合理性には欠けるが、とにかくかっこよさが半端じゃない。
視聴した上で微妙だと思うなら仕方ないが、絵柄で敬遠するのは本当に勿体ないと思うので是非見てほしい。
この五部『黄金の風』では「ギャングの闘争」と「運命」をテーマにしているという事もあり、シリーズ全体を通しても割とディープな雰囲気がある。
その雰囲気がジョジョの作風と絶妙にマッチしていて面白いんだな。
キャラ一人一人が深い…いや、ジョジョ風に言うと「凄みがある」だろうか。どんなベクトルであれ「魅力的」なんだ。
キャラが光りまくっている。味方であれ、敵であれ…
そしてもう一つ特筆すべきは普遍性。
ジョジョの漫画が発表されたのは第一部だと1986年、この第五部だと1995年。
ストーリーが練られてから10年以上経っているにも関わらず、現代にも通ずるこの圧倒的ロマン。
恐らく今から何年、何十年経っても、この作品は通用することだろう。
最後にアニメとしての演出に触れるのだが、音楽が良すぎるッ!
テンポが速く力強い感じが作品の雰囲気を如実に表している。
opも素晴らしかった。
このレビューが参考になれば幸い。