U さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 独特な世界感
瘤久保慎司のライトノベル キャラクター原案:赤岸K、mocha
制作:OZ
サビに身体を浸食された人々を救うため奮闘するキノコ守りと町医者の冒険物語
<メモ>
人間もサビる
浸食するサビを止めるのはキノコ
キノコ守りが矢を撃つとキノコが生えてサビを食べてくれる
という、斬新な設定が面白かったのですが、
筒蛇との戦いがピークでその後の黒革との戦いはついていけなくなりました。
炉に落ちた黒革がなぜなぜテツジンに?
筒蛇に噛まれた事でビスコ自身が「錆び喰い」に?
誰でも菌糸を仕込んだ矢は撃てるのであれば(ミロが使っていた)キノコ守りとは?
猫柳姉弟は2人ともビスコが好きなの?
治療薬ができると儲からないから阻止するって発想はファンタジーの世界だけの事でありますように。
<主要登場人物>
・赤星ビスコ:鈴木崚汰
・猫柳ミロ:花江夏樹
・猫柳パウー:近藤玲奈 忌浜自警団長 ミロの姉
・黒革:津田健次郎 忌浜県知事
・大茶釜チロル:富田美憂 メカニック→黒革の特務部隊→くらげ商店
・ジャビ:斎藤志郎 キノコ守り / ビスコの師匠
・アクタガワ 人を背に乗せられる大きなカニ
<ストーリー>
テツジン(防衛兵器)が大爆発し東京に大きな穴が空き砂漠化してしまった日本に似た世界。
人々は金属だけではなく植物も人も何もかもを錆びさせる「錆び風」を恐れれながら暮らしていた。
変装した赤星ビスコは埼玉鉄砂漠を通り忌浜へ向かうため群馬の関所で検問を受けていた。
「人喰い茸」と恐れられている最強のキノコ守りのビスコは菌糸を仕込んだ矢を射てキノコを生やすことができるが
キノコの胞子が錆の元凶と言われているためテロリストとして指名手配されている。
一方、忌浜の下町ではパンダ先生と呼ばれる医者が「サビツキ」の人々の治療と
姉の「サビ」を治すため非合法のキノコを使い治療薬を作っていた。
ビスコは師匠のサビを治すためパンダ先生に接触する。
キノコ守りは錆をバラまいていると言われているが実はキノコは錆を食べて育つため浄化していること、
治療薬となる「錆び喰い」と呼ばれているキノコが秋田県の「子泣き幽谷」にあると教えられ、
ミロ(パンダ先生)はビスコと共にカニのアクタガワに乗り旅に出る。
筒蛇を倒し「錆び喰い」キノコを入手することができたビスコ達だったが
追ってきた忌浜県知事の黒革に筒蛇を奪われ、さらにビスコの師匠のジャビとミロの姉のパウーが人質に取られてしまう。
黒革はサビの治療薬で金儲けを企んでいるのかと思われたが、
実は「錆び風」はアンプルを売るための黒革の自作自演でサビ喰いの治療薬の完成を阻止するのが狙いだった。
キノコ守りが「サビツキ」の元凶だと広めたのも黒革だった。
ビスコは自らを犠牲にし黒革を「錆び風」を作っている炉に沈めたがそのせいで黒革が脳となってテツジンが再び動き出す。
忌浜に向かっているテツジンを止めるためビスコを失ったミロはジャビと共にテツジンに対峙する。
テツジンが弓浜の目前まで迫り、ミロが力尽きた時、
テツジンの身体からビスコが飛び出してくる、決戦の行方は。。。
22.5.16