シボ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
そこのあなた・・魂の色は何色ですか
アンダーワールドでの長い長いストーリー観終わりました。
アリシゼーション編としては4クール分、かなりのボリュームで
話数多かったせいもあったのか、良いなって回とちょっと退屈に感じた
回とありました。
後半部分の本作は
今までのキャラクター総出って感じで賑やかな感じでしたけど
自分は元々この世界のキャラクター達にスポットが当たったシーンが
好きでした。
特に良かったのは
拳闘士のリーダー、イスカーンと無感情の整合騎士シェ―ターの
闘いを通じてお互いを認め合っていく展開はなんか感動しちゃいました。
そして皇帝とベルクーリとの闘いも良かったですね。
ほぼ無双の皇帝を最後相打ちに持っていく展開はカッコ良かったです。
アリスとの娘と父親のような絆の深さには思わず涙でした><!
やっぱり自分の世界は自分で守る!みたいのが熱くなります。
観てて気になったところは
同じ相手との闘いが何度となく
繰返され、だんだん飽きてきちゃうとこありました。
強い思いを残して
死んでしまったユージオが何度となく肩を押してくれるんだけど
こういうのって本当に最後の最後のピンチの時だけにしたほうが
感動したのかなって思えちゃいました。
あとどのキャラもそうなんですけど戦いの際に腕や足をあっさり失って
しまうところです。
実際仮想世界だから、腕や足はいつの間に復活したりもするのですけど
闘う上でそれ無くしたらほぼ負け確定するはずなんですけどね。
なんか真剣勝負が軽く感じちゃうとこありました。
キリトの復活でのラスボス退治ってお約束の展開が待っているのは
分かっているのですけど・・・長かった・・って正直感じました。
幼馴染で無二の親友を失った心の傷ってのは頭で理解出来てても
主役のあの姿をず~と見てるのはね~。
そのせいで周りが頑張ってたのはありますけど。
リズベットの演説はちょっと感動しちゃいました。
このアリシゼーション全編を通して楽しく観れたのは
アンダーワールドの住民
アリス、ユージオが魅力的だったからだと思います。
(いやアリスを好き過ぎたからかも><!)
戦闘シーンに色々ともの言っちゃいましたけど
闘いが終わった後の現実世界での展開がこの作品の良かったとこの一つかなって思いました。
リアルワールドでのアリスへの記者会見は挑発的な質問の連続に
イライラしちゃいそうな自分が恥ずかしくなるくらい
冷静に振る舞い、見知らぬ世界でも気高くあろうってアリスの
姿がとにかく素敵だったな。
器ではなくて、その心、精神が尊いんだなって、自分も偏見で物事を
見ないようにしなくてはって考えさせられます。
あっでもそんな気高き彼女の段ボールは笑いました。
(そりゃ入ってるよねって)
献身的にキリトをずっと守ってきたアリス。
アスナとキリトの関係は不動(200年ってなに・・・)なのは
もちろん承知してますけど
自分の気持ちに真っすぐなシノンやアリスがやっぱり気高くて
素敵すぎなんだよな~。
音楽は後半OPのReoNa 「ANIMA」が最高でした!
このシリーズ全般、特に今回のテーマと思える人の生き様、魂に想いが
巡る歌いだしの
「魂 の色は 何 色ですか♪」ちょっと切なさを感じる歌声が良い!
先が気になる展開の時もこのOPは欠かさずちゃんと聴いてました。
仮想世界での何百年もかけて行われるシミュレーションが
現実世界においてどう有用に生かされてくのか。
バーチャル世界、AIとの向き合い方が実際はどうなっていくんだろう?
って考えさせられたし、そんな経験を積んで育ったAIに対して
人は自分ならどう接することになるんだろう?
そんなAIを好きになってしまう、どうせなら好きになれるアリスの
ような存在のAIに出会ってみたいな、なんて思っちゃいました。