稲葉姫子 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:----
昭和のアニメを令和で作っただけ
押井守等の元祖「うる星やつら」はリアルでは見ていませんが、円盤等で多少見ています。
正直話がついていけないのです。40年前の価値観がないからです。面白いところがありませんでした。
で、今回の2022年度版ですが、作画は現代の技術で元祖とは云々の差がありますが、やはり40年前の価値観にもとづいています。ただ作画が最新になっただけです。アニメの中のTVや電話を見れば時代設定まで昭和であることがわかります。
今一番売れているであろうSPY×FAMILYも時代設定は冷戦時代であるし、幼女戦記にいたっては1940年前後です。それでも、現代の価値観がベースにあるので古さは一切感じません。ところがこの2022年度版うる星やつらは、40年前のアニメなんです。50代、60代の人には受け入れられても、今の中高生が見て面白いと感じることはできないでしょう。感性が古すぎるのです。
同じ秋アニメでチェンソーマンがあります。MAPPAが社運をかけて?作っているとしか思えないほど力が入っているせいもありますが、こちらは令和を代表するアニメであると言えます。
陳腐化感がはなはなしい2022年度版うる星やつらは、果たしてどうなるのか。2話以降で改善が見られるのか。