てぶくろ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:今観てる
別に異世界転生じゃなくて良くないか?
第1話視聴しました。
{netabare}タイトル通り転生したら剣になっていましたっていうお話。
物体に転生という点は現状の異世界アニメの中ではそこそこ斬新なように思います。
賢者ブームが終わって、次は物体転生ブームでしょうか。
話の流れとしては、転生してから強くなってヒロインとの出会いまでを一気に駆け抜けました。
強くなるまでの過程がサクサク過ぎて、じゃあ最初からチート能力持ってるでええやん。と思ってしまいました。
しかし、これは逆に言うとテンポが良いとも言えますし、魔物たちとの戦闘も魔物のデザインがちょっと残念なのはともかく、迫力ある動きが多く見応えはありました。
次回から本作品の売り文句であるように、猫耳美少女と親バカな剣の大冒険とやらが始まるんでしょうけど、この1話を見る限り本作品が異世界転生である必要性ってありますかね?
「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」という設定も、その剣が親バカ気味であるという設定も良いと思います。
であるからこそ、わざわざ異世界転生という安いフォーマットに乗せてしまうことの意味ってあるでしょうか? この転生要素が凄く邪魔なように感じます。
純粋なファンタジー冒険譚で良かったのでは?となってしまいます。
レベルアップのシステムもまるっきりゲームそのものでしたが、ゲームの世界に飛び込んだとかでもなく、そのシステムだけを借りてくる手法はなかなか卑怯だと思うんですがね。
剣の性質も、どうしても最初から万能的でないと駄目だったのか、ヒロインと共に強くなっていくでは駄目だったのか、は吟味して欲しいですね。
ヒットした異世界モノには、キチンと現代から異世界に転生したことの意味があるように思います。
この作品もこれから先で、異世界転生である必要性があった。というエピソードが出てくるのかその辺りにも注目したいですね。{/netabare}
第2話視聴しました。
{netabare}実働内容がほぼ害獣駆除である冒険者ギルドがあるというので、実力を見せて冒険者になりました。というチュートリアル的なお話。
テンプレート過ぎてなんの新鮮味もありませんが、こういうお約束的展開は重要ですね。
ただ…なんでしょう…あまりにもゲーム過ぎるというか…もうただのモンハンじゃね?と思ったのは私だけではないはず…。
ゲームのコミカラズ作品のアニメを見ているようです。
師匠はスキルや魔法でフランちゃんをサポートするぞ!と息巻いていましたが、そうなってくるといよいよ剣である必要性がなくなって来ますが大丈夫なんでしょうか。
人の話やギルドなどで世界観を知ることができましたが、なんとも野暮ったい印象を受けました。
気軽にSランクとかAランクとかって使ってくれますね。
少しは異世界ファンタジーとしてのプライドを持てよ。
確かに、固有名詞ばかりになるとごちゃごちゃになってしまいますが、現状分かりやすさだけを取って他の大事なものが蔑ろにされている印象です。
しかも、その分かりやすさが物語の面白味に繋がってないんですよね。
魔物の報酬を受け取る際にも、いつ相場を見てどういう理屈で1ゴルド10円と師匠は言っているんでしょうか?
アンタ、街はおろかこの世界に来て人を見るのもほぼ初見でしょうよ。
魔物の報酬が思ったより高かった。ということ表現するのに、何の根拠もない 1ゴルド10円だから190万円!?とやってしまうのが、あまりにもダサすぎるというか、センスが無さすぎるというか…。
web小説として読む分にはいいかもしれないんですけどね。
次回に期待です。{/netabare}