Bハウス さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
からかい返されたリリスさんへかいしんのいちげき
昨年放送された「ジャヒー様はくじけない」の昆布わかめ先生原作
「それでも歩が寄せてくる」と掛け持ちした湊未来氏が脚本で
星野美鈴氏が監督を務めた
物語としては両親が交通事故で亡くなり
使用人を全員解雇して一人屋敷に住むユーリのもとに
突然一人のメイドが押しかけてくる
無償で住み込みたいと言うメイドに対し
ユーリが何か目的があってやってきたんじゃないかと
怪しむと言うのが序盤の展開
時々ユーリに対してからかうようなセリフを言うも
返してくる言葉がストレートな愛情表現で
返って顔を赤らめると言うのがパターン
ユーリが履歴書からメイドの名前をリリスと知り
名前読みになったところからは二人のラブコメに変わり
好きと言う感情がわからなかったユーリに対して
クラスメイトの五條院つかさが口を挟んでいくと言う流れ
その使用人である藤崎とリリスが知り合いというところから
リリスの過去やユーリの屋敷にやってきた理由が明かされる
ストーリー自体は古典的で目新しさはないけれど
やっぱりリリスさんのメイド服も私服もセクシーで
これぞ深夜アニメと言うフォルム
久しぶりにほちゃの賑やかしキャラは
ちょうど「とらドラ」の再放送でみのりん見ていたから
懐かしさと安定感を感じることができた
主役のユーリははやみんの滑舌の良さが
キャラクターの実直さを表現していて
セリフ自体はオーバーな口説き文句だが
嫌味な感じがしなかったのも高評価に繋がっている
後半に登場するリリスの学生時代の後輩で
同じ屋敷でメイドとして同僚だったなつめも
いいスパイスとしてキャラが立っていた
リリスは両親が蒸発して一人ぼっちのところ
ユーリの両親に引き取られることになり
家族として認めてくれた恩返しとしてユーリのメイドになった
最終回の墓参りのシーンは二人の家族感を
存分に見せてきたいいシーンだったように思う
平板な展開なので続編はほぼないだろうが
ここ最近のシルバーリンク作品の中では
優秀な部類だろう