ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
平和維持活動
戦争が終わり、復興していく社会。
かつて戦場で活躍した自律人形(オートマタ)たちも平和利用に。
遠間ナギは自律人形が働く黒猫亭を経営するようになった。
戦争が終わった頃の慌ただしい世界。
日本だったら太平洋戦争が終わった、昭和20年頃を想像してみましょう。
復興するために、今までは戦場で活躍していた兵士や将校も内地に復帰。
自律人形も兵器としての役割を終えて、黒猫亭は喫茶店として繁盛するようになります。
黒猫亭に灰桜が来てから雰囲気が変わりましたね。
灰桜は歌う事が得意。
黒猫亭でもステージに立ち、歌で客を楽しませる事に尽力します。
灰桜のステージに感化された他の自律人形も一緒にステージに立つ事となります。
戦争が終わっても、まだまだ己の利益の為に戦争を続けたい人もいます。
本作品では皇統派(漢字が間違っていたらすみません)が中心になって破壊活動を続けています。
自律人形は戦場で活躍した道具でした。
しかし、人型をしているので、普通の人間と同じような扱いをされていると考えていいでしょう。
戦争の道具になりますが、自律人形は意思のある機械。
作中では歌がメイン。
戦争中は戦意高揚、今では多くの人に平和を知らせる役割に。
灰桜の歌は、聞く人全てに安心感を与えているように思えます。
人間の歴史は戦争の歴史でもあります。
現在も世界の至る所で紛争は起きています。
日本は太平洋戦争後は平和な時代が長く続きました。
しかし、日本の領土を狙っている、C国・C鮮・Rシア・Aメリカは、まだまだ戦争をしたいと思っているでしょう。
本作品はどうでしょうか。
まだまだ戦争したい皇統派。
今では平和利用されている自律人形を戦力として使いたいでしょうね。
道具は使い方によって、平和にも戦争にも使えます。
個人的には平和利用して欲しいですね。
灰桜の歌は人々の心に届きます。
平和を象徴する灰桜の歌。
自律人形は戦争の道具から平和のために利用される事となりました。
それを認めたくない一部の軍部。
利害が相反します。
本作品は戦争を考えるキッカケになるかもしれません。
一部のエゴで多くの人が死ぬ戦争。
多くの人は平和な世界を望むでしょう。
灰桜の歌は灰神楽に届くのでしょうか。
人形技師である遠間の自律人形を平和利用したいと思う心は実現するのでしょうか。
本作品は歌がメイン。
自律人形の歌う曲も多いですね。
イベントが開催されたら、盛り上がる事は間違いなし。
まあ、担当CVの声優さんが歌っても問題は無いでしょう。
日本は戦争から離れています。
しかし、Rシアのように自国の事しか考えていない国もあります。
平和ボケではありませんが、真珠湾攻撃やポツダム宣言の事を、たまには思い出してもいいかもしれません。
灰桜には歌が似合う。
多くの人に平和の歌が届きますように。