プラ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
恋の方程式など、存在しない!!
完全理系思考の氷室と雪村は、端から見れば完全に恋仲どうしなのだが、いまだに「恋愛研究」に勤しんでいた。いろいろ実験を行った結果・・・そもそも「好き」は主観的に認識である、と。そして、氷室も雪村も、お互いに好き同士であるハッピーエンド。
その裏で、奏の人間性について、だんだんと明らかになっていった。彼女は幼いころから「普通」であることを強要され、自分がしたいことを押し殺して生きてきた。高校時代の失敗がダメ押しとなり、「ザ・普通」であること追求していた。池田研究室の中でも、常識人扱いされていたが、常識人ぶっていただけであった(※他メンバーに較べれば、比較的常識人であることは紛れもない事実で亜はある)。
奏が「異質であることに対する恐怖」を克服したのは、雪村であった。雪村の奏に対してかける言葉は正論ではあったが、その分冷徹で無神経であった。しかし、奏がピンチに陥った時に、真っ先に駆け付けたのは雪村であった。
そして・・・身を挺して守ってくれた雪村に、奏も恋をしてしまったのであった。