タック二階堂 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ダークホース?違うわ。ダークピッグですブー!
詳細は公式でも。
P.A.WORKS制作のオリジナルアニメですブー。
えっと…
なんだこれ?w
久しぶりに、全力で振り切った馬鹿。過去作で言えば「ゾンビランドサガ」「ヒナまつり」級の衝撃。すごーく簡単に置き換えるなら、ヤクザ映画のヤクザたちを秋葉メイドが演じているという感じ。
徹頭徹尾、意味がわからない。やってることや言動はわかるのですが(や、わからないかw)、初回を通して観たら、なにこれ? って感じ。
そんなストーリーを、P.Aの緻密で精細な作画で、しかも魅力的なキャラデザでやってくるもんだからたちが悪い(褒め言葉)。佐藤利奈さんも、まさかこんな形で御坂美琴以上に暴れまわる役を演じることになるとは思ってもみなかったでしょうねw
背景もP.Aの本気を見せてもらっています。1988年のアキバ、ベンツも古い形(300SEL 6.3あたり?)を忠実に再現。1999年のアキバは、駅のホームからバスケットコートが見えました。うんうん、そのへんに冬になるとスキー場へいくバスが大量に停まっていたんですよ。「私をスキーに連れてって!」w
ホント、P.Aの作画は文句のつけようがないです。素晴らしい。
うん、単なる当て字で「冥途」って使ったんだと思ってたけど、始まってわかりました。まさに「アキバ」「冥途」「戦争」ですw
こういうアホな作品を真面目に全力でやるP.A、やっぱ好きですねw
これは今期、「チェンソーマン」を撃つヒットマンになる可能性が大きいです。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
wwwwwwwww
もう馬鹿すぎて笑えるw
結局、闇金のおっさん撃っちゃってるしw
店長、清々しいまでのクズっぷりですね。
このノリで押し切れるなら、今期のトップも狙えると思います。東京圏では、強力なライバル「うる星やつら」が同じ曜日ですが、甲乙つけがたい。
出オチ作品だったら…と不安でしたが、うん、面白いです、これ。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
「野球回のあるアニメは名作」というアニオタの常套句をメタで使ってきましたねw
なんで野球やってんだ?www
しかも、作画も手を抜かない。下手な女子野球アニメよりも遥かに臨場感のある野球シーン。そして、誰だよ、ベネズエラ人3人www
さらに、ベネズエラ人の声優も「同じスペイン語でも方言があるので」という理由で、ベネズエラ大使館に協力を仰いでベネズエラ人を声優に起用したという。
どこに力入れてんだよwww
やっぱね、全力で馬鹿をやってくれると、観ているほうも受け取れるんですよね、面白さが。出オチ作品の典型かと思いきや、どうしてどうして安定飛行で面白さを維持しています。
落とし所次第では、「ゾンビランドサガ」クラスのヒット女の子グループアニメになるかもしれないですね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
ぼかあね、この作品大好きだったわけですよ。
メイドがヤクザ?
面白いじゃないですか。
簡単に銃撃戦でタマの取り合い。
笑えましたよ。
だからこそね、そんな終わらせ方はないだろうと。
着地失敗ですよ、こんなもん。
やりたいことを詰め込みすぎて、キャラのムーヴがめちゃくちゃ。なんで蘭子さんを刺したメイドが凪を撃ってんのよ。ていうか、凪もブレブレだったし。
そして、なごみが36歳のメイドで完?
いや、あの後どうなって助かったのよ?
とんとことんの他のメンバーは?
いろんなことを雑に詰め込んで、無理やり終わらせた感ありあり。
せっかく今期の覇権候補だったのに、終わらせ方で大失敗したから悪印象でフィニッシュですよ。
あー、もったいない。
{/netabare}