タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
いつもの「なろう」異世界転生…あれっ?
詳細は略。
いつもの「小説家になろう」発の異世界転生作品です。制作はNexus。「グランベルム」「ダーウィンズゲーム」などを手掛けていますね。
主人公でもラスボスでもない、陰の実力者に憧れる主人公は、あらゆる格闘技などを修行して習得し、その実力を隠して生活してきました。
しかし、いくら自分の肉体を強化しても、兵器や大軍には太刀打ちできない。それならばと魔法を習得しようと思い至った刹那、異世界転生装置であるトラックに轢かれて昇天、異世界に転生します。
という冒頭…のはずなんですが…
(漫画レビュー系YouTubeチャンネルによる)
=====初回試聴後、所感です。
{netabare}
冒頭から、財閥令嬢で女優の女子高生が目覚めるシーンからスタート。彼女の視点で、隣の席の主人公(得体の知れない人物)を見せてくるという手法。しかも、命の危機にある女子高生を、鍛えた格闘技などで暴漢から守るという展開に。
やってくれたな、Nexus。
面白いじゃないの。
想像する原作の冒頭に比べたら、遥かに面白い。「なろう」お約束の展開にしたって面白くなるわけがないということを熟知していて、こうやって捻ってきたということですね。
とりあえず初回の掴みは良かったと思います。あとは、今後の展開次第。この作品は「なろう」異世界のご都合を逆手に取ったアンジャッシュのすれ違いコントみたいなストーリーが受けているそうです。
どこまでやってくれるか、
出オチにならないことを期待します。今期の「なろう」7番勝負は、これで3勝3敗の五分に戻してきました。あとは「虫かぶり姫」ですね。勝ち越せるか?
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
1話の期待感はどこへやら…
結局、俺TUEEEEEEEの、いつものなろうイキリ系最強アニメになりつつあるかなぁ…。2話にして、もう馬脚を現したといったところ。
最後に、ハーレム要員たちが「ここでお別れね」という必死の引きが、来週どう出るか。今のところ1話がピークの作品なのかなという印象です。
{/netabare}
=====第13話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、大風呂敷広げすぎかな。
なんていうか、こういうのってサクサク話が展開するからいいんであって、このハゲシリーズが長すぎんよ…
なんか、こんなんで2クールやられてもなって気持ちになってきました…
{/netabare}
=====第15話視聴後、追記です。
{netabare}
なにがジミナ・セーネンだよ。
この流れ、何話やるつもり?
いよいよ取捨選択を考えなければならない時期にきたようですね。豊作の冬アニメが開幕して、こんなの観続ける意味があるのか思案中…
{/netabare}
=====最終話視聴後、追記です。
{netabare}
よくある「なろう異世界モノ」から逸脱しようという意図は汲めました。これが原作準拠なのか、アニメ化にあたって工夫されたのかは分かりませんが。
ただまあ、なろう特有のくさみを消しきれているかというと、そうでもないですし、影の組織を作り上げていく過程が何もないので、ハーレム要員である女の子たちの大半はモブであり、観ているほうはキャラ名すら覚えられない始末。
1イベントに時間をかけすぎというのもネック。2クールですが、ハゲオヤジのエピソードと、ジミナ・セーネンのエピソードしかやってない。で、キャラが掘り下げられたかというと、終盤のお姫様ぐらいですかね、印象に残っているのは。
連続2クールだから、進行がまったり。と言っても、丁寧な構成といった印象ではないですね。エピソードごとにバスンバスンと切っていく感じ。
と苦言を呈してはいますが、2クール20話を完走できたということは、それなりに面白いところもあったのかなという感じ。ただ、視聴をおすすめするほどの作品ではなかったです。
{/netabare}