タイラーオースティン さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
機関車先生の人柄に心打たれた
機関車先生とはてっきり機関車に関連した何かが由来なのかと思ったらどうやら口をきかんとかからきてるっぽい。
その主人公の機関車先生こと吉岡でしたが、口をきけないというハンディキャップを持っていたがゆえに島に赴任してからの様子を見てもハードモードな人生を送ってきたんだなということが伺えました。もっとも、苦労をした分、優しい心の持ち主であったがゆえにやられたらやり返すということをせず、それが歯痒く見えてしまう部分もあったものの、剣道大会での腕前で周りも見直すところとか良かったですね。
夏目漱石の坊っちゃんとかでも地方に赴任した教師と地元の人との軋轢が描かれたりと苦労が絶えなかっただけに機関車先生の吉岡は相当だった事が伝わり、そして周りから認められたのもそうした吉岡のひたむきさが大きかったんじゃないかなと思います。
ただ、ちょっと長く感じられたのが難点だったかな。