タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
落語をテーマにしたアニメは先人のレベルが高いよ…
詳細は略。
田舎暮らしの豆だぬき。亡き父だぬきが住んだという大阪に行きまっせ。
で、そこで狐が化けた噺家と出会い、世の中が変わって人がたぬきや狐に化かされることを楽しむ風情がなくなったねえと。そこで、豆だぬきは落語家として弟子入りを決意。落語で人を化かしちゃうぞー。
というお話。
原作は講談社『good!アフタヌーン』で2019年から連載されているTNSK(タンスケ)さんによるコミックです。制作はライデンフィルム。シリ構、メイン脚本は、なんと驚くなかれ。「昭和元禄落語心中」の待田堂子氏です。
いや、マジで?
=====初回視聴後、所感です。
{netabare}
あれだけの傑作“落語アニメ”の脚本家とは思えない、なんだこれは?といった初回の内容でした。
そう。落語を題材にしたアニメと言えば、シリアスタッチの傑作「昭和元禄落語心中」、ギャグタッチの快作「じょしらく」が双璧です。正直、この2作品を凌駕するのは至難の業。あ、ちなみに漫才アニメなら「まえせつ」「てっぺん」という、地を這うぐらいに低いハードルなので簡単に越えられそうですねw
で、初回を観る限り、とうてい先人の2作品には及ばないです。
「まんが日本昔ばなし」かな?というようなふっるーいキャラデザで、ふっるーい演出で豆だぬきが変身します。
キャラデザは、なんか「じょしらく」意識してます?
まあ、創作に現実ではありえない、なんて無粋なことは言いませんが、それなら面白くなくちゃね…
狐の落語をガッツリ尺を取って、長々とお届けされます。や、山村響さんは上手に上方落語を演じてましたよ。でも、こちとら「昭和元禄落語心中」で関智一さん、石田彰さんの感動レベルの落語のアフレコを聴いちゃってますので…
じゃあ「じょしらく」のように、割り切って落語パートをバッサリ切るというのも、これに関しては違うのかなという気もしますし。難しいですね。
あ、M・A・Oさんに「きんたま」と言わせたのは評価します。
いろいろ書きましたが、初回に関してはビックリするほど面白くありませんでした。いちおう3話までは様子見しますが…
※追記
名指しでご指摘をいただいたので。
なるほどなるほど。脚本家に責を求めることは違うわけですね。てことは、原作が面白くない、合わないということなのでしょう。
なら、今後追いかけても仕方ないので、1話で断念します。
{/netabare}